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2019年09月17日19:34

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変わらない味に何を思う?

昨日の夕刻、久しぶりに実家近くにある中華料理屋「T」に行った。

子供の頃から今も続く、地域ではお馴染みの店。
今の自宅に引っ越す前は、中華と言えばここ、と太鼓判を押したいくらいに安定の美味しさで、特に僕のお気に入りが「麻婆丼」。

今でも自転車ならばたったの5分弱。だけど晩飯だけわざわざそこまでは・・・としばらく足が遠のいていたのですが。

カウンター越しに厨房を覗いてみれば、御主人が相変わらず元気に腕を振ってられて安心する。
注文したのはもちろん麻婆丼。それにニンニクの丸揚げと揚げ餃子。
そのふたつも昔からの「サブ定番」 ビールは・・・そうか、A社のしか無いんか。ここは目を瞑ろう。
フォト 変わらない味に再び安心。
箸で隠れてしまっているけど、餃子のお皿が東大阪市らしいなあラグビー

店内に置かれたテレビでは、何の番組なのか癌と闘病されてる方のドキュメンタリーが湿っぽいトーンで流れている。
ジョッキを傾けながらのお楽しみのひと時に、これを聞きながらはちょっと辛い。たまりかねて御主人にチャンネルを変えてもらうようにお願いする。
「ほいほい!どうぞどうぞ〜」と、いとも軽々とリモコンを手渡される。御主人、自分のことを憶えてられるのか微妙な表情(笑)
チャンネルを探ってみれば、それはNHKのローカル番組だった。
こんなん辛気臭いわ。と煙たがっておいて、池江さんのニュースには注目するのである。なんと手前勝手(笑)

カウンターの向こう隣におられたのは年配、というより初老の男性。
作業着のような普段着(?)、風体も失礼ながらくたびれた感じで、前に置かれているのは瓶ビール1本に餃子の小皿だけ。カウンター正面の壁をつくねんと見つめているのが愁然とした感じで、それがこっちとしては気になってしょうがない(笑)
オッチャン何を思う?人生の晩期を迎えた悲哀を噛み締めているのか。ご家庭にゴタゴタがあってここに一時避難してられるのか(僕も身に覚えがあります。笑) いや、実はもっともっと根源的な悩み、テツガク的な所までに思いを馳せてられるのか? それとも、全ての憂さを忘れる「無心の境地」に達してられるのか。

ちょっと鬱陶しげに思いながら自分は自分で、先日に近所の古書カフェで買った半藤一利さんの歴史本のページを片手でめくりながら、片方の手で飲み食いしているのである。なんと行儀の悪い(笑)
すいません。子供の頃からやめられないのです。そんな自分が「最近の若い者」がスマホを弄りながらだったり、足を組んで食べているのをつべこべ言えない(笑)
これもまた手前勝手。

このお店でいちばん思い出深いのは、今からもう25年くらい前の土曜の深夜、ジョージ・クリントン率いる「Pファンクオールスターズ」のライブの帰りに食べに寄ったことだ。
どうして深夜か?それは簡単。コンサートが4時間以上にわたり、終演したのが日付けが変わった頃だったからあせあせげっそり
おそらくそうなるだろう、と予想してクルマで来て良かった。
あんまり長いので細部はほとんど忘れてしまってますが(笑)、会場が今は無くなった天保山の「ベイサイドジェニー」だった方が記憶に深いか。
というわけで、もちろんこの曲。1976年のパフォーマンスだから、まさに全盛期?
https://youtu.be/jJvjWh2Vhu4

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