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2020年07月05日00:11

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夢日記「探索」

特効薬の秘密を探るため、母と学校に忍び込んだ。

何かの参考になるかもしれないと思い、1組へ行き、妹に「プタランを一つくれない?」と頼むとどうもプタランを知らないらしい。

3組へ行ってみた。入口を塞ぐようにひどく醜い女学生が立ちはだかっており、母の顔を見ると「し、し、し、し、し、し、し」と不気味に笑った。
母が苛ついて「その笑い方やめなさいよ!」と強い口調で言った。すると女学生の顔がぐにゃりと変形した。

恐ろしすぎて廊下を走った。後ろを振り向くと女学生は大きな口を開けて笑いながら追いかけてきている。
彼女は足が速く、母を追い越して私に並んだ。右後ろから長い腕を伸ばしてきたので必死に走った。
赤い廊下の角を左に曲がると向こうにエレベーターが見えた。ボタンを連打すると、幸いこの階に停まっていたらしく、すぐにドアが開いた。
「開」ボタンを押しながら待っていると、母が4人の男子学生と一緒に赤い廊下の角を曲がってきた。うっかり「開」ボタンから手を放してしまい、慌ててもう一度ドアを開くと母が男子学生の一人に覆いかぶさっており、後の3人は床に転がっていた。

「足を挟んでおけって言ったでしょう!」と母が大声を出し、私は自分が怒られたのかと思ってびくっとしたが、自分が乗しかかっている学生に言っているようだった。

怖かったので、「下で会おう!」と声をかけ、1階まで降りた。少し待っていたが、一向に下りてこない。
この建物はフロントが2階なのに、1階まで来てしまった。

1階は広い道場で、柔道の先生が生徒たちに稽古をつけていた。私は道場の端のクローゼットで何か使えそうな物は無いかと探し始めた。男のマネキンの服から小さな白い蛇がでろんと落ちてきて、飛びのいた。しかし良く見ると精巧なゴム製のおもちゃ。

「何をしているのかね」背後から突然声をかけられた。柔道の先生がニタニタしながら私の顔を覗き込んでいた。
「これを見つけました」
私は面白半分、白蛇のおもちゃを先生の足元に落としてみた。白蛇は本物そっくりな動きで先生の足の間ににょろん、と横たわった。
ぎゃっ!と叫んで先生は飛び上がったが、すぐにおもちゃだと気が付いたようだ。私はおもちゃを手に取って、先生のすぐ目の前に差し出した。
蛇とか、蛙とか、爬虫類って可愛いんですよ。これを見て下さい。つぶらな目が離れているでしょう?

そうだねえ、とたじろぐ先生を後に道場を後にした。時々母の顔が頭に浮かんだ。きっと母はもう死んでしまったのだろう。


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