岸部シローさん死去。

NHKBSで相撲観てたら、ニュース速報に出て。

私が物心ついたころは、すでにタイガースじゃなく、
西遊記の沙悟浄、や時代劇のぼけ役与力とか、
ルックルックこんにちはの司会とかはほとんど見てないけど、
けっこうテレビに出てた人だった。

読売テレビで放送された、堺正章主演の西遊記は
イギリスで放送され大ヒットしたとかで、
DVDは日本よりイギリスのほうが先に出た、という話もある。
で、
岸部さんが、金を持ってた頃に海外に遊びに行ったら、
「あ、あの、沙悟浄さん？」って外国人から言われたことがあるそうで、
オーストラリアやニュージーランドでも放送されてたそうで。

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破産だったか、なんだったか、ワイドショーをにぎわせた後に
ある人がうちの店に岸部一徳さんを連れてきて、
その時写真を撮ったのだけど、
うちの父が岸部シローと間違えるから写真を店には貼るな、と言って
どこかタンスの中にしまい込んだままで。

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京都にいた若い頃、料理の配達で車に乗るのだけど、
午後に、KBS京都のラジオで、岸部シローさんのコーナーがあり、
これが面白かった記憶がある。

当時はすごいお金を持っていたので、
投資話を中心にしゃべっていた。
ひとつだけ憶えてんのが、

色々な投資話が自分のところにやってくる、そのひとつに、
ゴキブリの捕獲機を作った発明家がいて、
それを世に出すのに出資しないか？という話が来た、
で、仲間数人と車で行って、発明家の家で、その機械を見せてもらった、
小さなボックスの横に、棒の先に平たい板がついていて、
その板の上にゴキブリが載ると
瞬時に動き、機械の中にゴキブリが入ってものの見事に捕まえる、という代物だった、
みていて、こりゃ凄い発明品だな、と思って、
そのパテントをいくらで売りますか？と交渉を始めると
発明家が黙ってしまう、、どうもお金を儲けようという気はあるんだが、
自分以外の人に発明品を任せられぬという気のほうが強くて
で、話しがつかなくて、帰った、という体験を喋っていた、
その話の終わりに、
「でね、その話は数年前なんだ、もうけっこう経ってるわけだけど、
まだその機械が売り出された、って話は聞かないんだ、、
ね、だからさ、うまい話は眉唾だって、ことなんだよ、」

ってのを憶えてる。

あの人は、離婚をした際に、前の奥さんに
莫大な慰謝料を払うことに決まる前に、
それを弁護士が観た時、
「あなた、こんなに月々払うと、いつか破産しますよ？」
ってな金額だったのが、
ルックルックこんにちは、とか、他テレビに出てたので
それくらい払えるわ、と思ってしまってたのが運のつきだったそうで。

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「京都の夜で遊ぶんだよ、気に入った舞妓さんをモノにしようとしてね
色んな店に連れて行ってさ、、でもね、それって舞妓さん一人だけ飯食わせればいいと思うじゃない、それがさ人気の舞妓になるとね、１０人くらい付いてくんだよ、
それで、何軒か廻ってごらん？　一晩で１００万はあっという間になくなるんだよ、
でも、それでも金があったから遊んでたね。」

ってなことをたぶん岸部さんがしゃべってた話だったと思う。

ご冥福をお祈りします。