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2020年03月30日08:33

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「地獄でなぜ悪い」「月に囚われた男」

土日で鑑賞。

「地獄〜」 は2013年制作、監督脚本、園子温(そのしおん)

出演
國村隼 
長谷川博己(大河主役やん!)
星野源 (ワシでも知ってる歌手やん)
二階堂ふみ(今日からの朝ドラのヒロインやん!) 
友近 
堤真一

あらすじ 

ひなびた町に、若者4人の映画撮影サークルがある。
自分たちは、特に中心の監督志望の男は、映画を撮りたくてしょうがない。
歴史ある映画館をアジトにして、8ミリ映画を町で廻し、
公園で子供に「アホが来た」と罵られるくらいの映画バカ。
その4人が不良学生の乱闘に遭遇し、その中の男を俳優に仕立てて仲間にしたりで楽しんでいる中、偶然に、街のヤクザの抗争で怪我をして血だらけでうろついていたヤクザ(堤真一)を映像に撮る、、
10年後、
そのやくざの抗争はまだ続いていた、、
一方のヤクザの組長の嫁さん(友近)は、以前の抗争に巻き込まれ10年の懲役後、出所してくる。
その一人娘は、10年前に子役でデビュー、TVCMに出演して
人気者だったが、親がやくざ、でバレて、グレて育っている(二階堂ふみ)。
10年前に刑務所で暮らした嫁さんは、
「しっかりデビューして映画女優になっている」
と思っているので、組長の旦那(國村隼)は、
その夢を叶えさせるため、嘘の映画を娘を主人公にして
嘘の映画を知り合いに頼んで撮ろうとしていたもの、の、娘
は嫌がり、恋人と失踪中、、
そして、10年後、抗争は、まだ続いていて酷い状況なのだが、
なんやかんやあって、
なんと街の映画サークルがその話に巻き込まれ、
娘の映画を撮らせてもらえることになるのだが、
監督(長谷川博己)
「じゃあ、抗争そのものを映画にしましょう、それも刀で喧嘩しましょう!
刀のほうが絵になります!」ということになる、、
映画を撮れる!映画の神様はいたんだ!
と、相手の組長(堤真一)も説き伏せ、お互いの組の殴り込み中の中でキャメラを廻せることになり、、、

ーーー

当時、評判はあんまし良くなかったので、観てなかったけど、
これは「カメラを止めるな」より
こっちのほうがとんでも面白い。

残虐シーンは、ギャグのように見えてるのが、もったいないが、
これだけのキャストがそろってるのも◎で特に長谷川博己が!。

その中の星野源扮する青年は、まったく関係なく巻き込まれるだけの役。
ここが、普通の映画では余分な話になりそうなのが、
なんだかんだで面白くなっていく。

中心になる登場人物の周りが多すぎるのが画面を追うごとに増えていくので
そこが難であるにもかかわらず、役者に全部陽が当たっている脚本展開の素晴らしさ、、
昔、同監督で「冷たい熱帯魚」だけ見たことあるけど、
今回も、!、でした。

ありゃー、なんで早く見んかったかなあ、、。

ーーー

月に囚われた男
洋画。

近未来、月の資源回収基地で一人で働いている男が、
3年の労働期間を終え、家族に会えることを楽しみにしながら地球に帰宅の用意をしていた頃、外で事故を起こしてしまう、、
目が覚めると、ロボットに手当てをされていたが、
自分とそっくりの男が基地内に居る、、自分ひとりだけしかいない基地のはずなのに、、

、、、

宇宙の孤独感を巧く使っての作品で、
監督はデビットボウイの息子だそうで、
家族と離れて宇宙から地球にやってきた「地球に落ちてきた男」
(デビットボウイ主演)とすこし感覚が似てる。
と、ブレードランナーに出てくるレプリカントの描写と混ぜて
うまい脚本で。

主演のサムロックウェルも◎。
小予算ながらセットも素晴らしく。

これくらいだと邦画でもできそうなのになあ。
ーーー

でした。
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