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2019年11月13日09:37

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博徒。

一昨日だったか、嫁が帰宅する前、時間つぶしでうちの子とブックオフに寄って
うろうろしていたら、写真入りの重たい大きな豪華本で、地元新聞社の出版だったかな、
岡山県の歴史の本が戦前戦後に分かれてるのが、2冊置いてあって、(古本で一冊2500円)

戦後編は、昭和までの時代で終わってるけど、チラ見していたら、、
瀬戸大橋は、先に、途中の島まで海底トンネルの計画があったとかで、
岡山県と香川県が秘密裏に調査していたとかの話が載っていたり、

戦前の本の中に

西大寺会陽(はだか祭り)の日は、全国から博徒が集まるくらいのでかい博打場が毎年開催され、西日本でも一、二、を争うくらいの賑わいだったそうで、
その博徒(ばくちを生業にするやくざ)を警察が一斉検挙したという新聞記事が
載っていた。 その博徒が多すぎて、輸送トラックに入れて護送した、と。

へー、ってな事で。

戦後、パチンコ屋や公営ギャンブルを政府がそれを許したのは、こういうヤクザや博徒たちの世界に、素人集が巻き込まれ、会社、自営業破産、一家離散が多かったためで、
それを防止するためにだったことはあんまり知られていない。
つまり、地元の小さなやくざの組の資金源を断つために、町内の中で開催されてた丁半博打場、いわゆる鉄火場も無くしていった事など、今の人は知る由もない。

一時代の東映〜大映映画では、その描写がすごいし、
テレビの水戸黄門時代でも、どこぞの商家の若旦那が、鉄火場にハマり
いかさまに騙されて、酷い目にあうなんて普通に放送してたのは
実は、まだそういう世界があったためで、

、ちなみに、山口組の田岡組長は自分の時代に
組員はばくちで生計を立てるな、という掟を作っている。
映画「山口組三代目」の中に、高倉健が田岡を演じるが
若い頃のまだヤクザになる前のシーンで、博打で負けてふんどし一枚で帰っていくところがあったりする。


私が岡山に居た頃の30年位前に聴いた話、

岡山市内に、その昔、流行っていた〇ャーマンベーカーリーというパン屋の経営者が
それにハマって破産したっていう話を聞いたことがあるし、

近年では、倉敷の商店街のすこし出た通りの、うちの店の裏には雀荘があって
商店街の主人たちが入り浸っていた、とかで、
ある店は、そこが発端で借金を作り、破綻したという噂もある。

どでかい製紙会社の御曹司が、カジノで何十億負けたとかの話があるのに
カジノ法案が通っちゃう政府も頭おかしいけど、
海外は競馬場と一体型のカジノとかでにぎわってるんだから、
競馬、競艇、競輪の中にカジノつくりゃあええのに、
たぶんそんなことしないだろう。
ヨーロッパの人は自転車好きだし、競艇は海外に無いから
物珍しさもあるし、だいたいが海や湖の脇に作ってるから、そこに
綺麗なホテル併設とかしたら観光客もきそうじゃない?って思うが
それだと公営ギャンブルの管轄の省の範囲で収まっちゃうので
それ以外で儲けたい人が権力にすり寄って作った法律だから。


ちなみに、古い映画を観ていると、戦後の日本は、
競輪が凄い人気だったのがわかる。
どこの自治体も競輪場作ってくれと凄かったらしい。

児島の競艇場にかかわっていた地元銀行は、
開催日の前に警察で護送されながら3億円を車で持って行き、
開催日が終わってまた護送されながら、5億円持って帰る
一週間ほどの儲けが2億円ってな計算で、
ってな話を地元の銀行の現役の行員から聴いたくらい、
昔はもうかってたそうだが、
今は昔、毎年、赤字になるかならんかのトントンしか儲からなくなっている。

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