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2017年10月16日09:40

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こういう結果を「サンプル セレクション バイアス」と称します。

調査方法や、統計処理方法に何ら不手際が無くても「回答者の選び方」で
結果が変動する現象。

簡単に言うと、自民党支持者以外が軒並み「良いと思わない」に投じている以上、
回答者中の自民党支持者の比率が低ければ、総体として「良いと思わない」となる。

実際回答者毎の政権支持率を見れば、「自民党を支持しない」層は全体の71%。
其れと照らし合わせれば、47%という結果は逆に低めですらある。


・・・但し、この結果が世論を反映しているならば、次の選挙で自民党が300議席を伺うなんて展開にはならないのだが。
今の自民党支持者には「森・加計問題」でのマスコミ偏向に不信感を高めているから、毎日新聞の調査に協力しない人はかなりいる筈。
つまり、調査側が特に意図しなくても、サンプリングされる側の忌避により、自民党非指示寄りの調査結果に傾くことになる。

コレ、机上の空論でもなんでも無く、ごく最近に実際に起こった現象。
アメリカ大統領選での大手マスコミの拠る事前調査と選挙結果との乖離がその実例。
全米の大手マスコミでトランプ氏が勝利すると予想した者は一社もなく、
トランプ氏への批判はクリントン氏への其れに比べて圧倒的に多かった。
・・・が、トランプ氏が味方としたのは既存権力で不遇である人々。
彼らは既存権力の代表たるマスコミにも不信を持っていたから、調査に協力などしないし、マスコミが批判すればするほど反発を高めてトランプ支持を固める結果となった。

その事実から何を学ぶかは人それぞれに任せるしかない、
・・・が、結果を鵜呑みにしない知恵は身に着けた方が良いだろう。


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http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4814173

 毎日新聞が13〜15日に実施した特別世論調査で、衆院選後も安倍晋三首相が首相を続けた方がよいと思うかを聞いたところ、「よいとは思わない」が47%で、「よいと思う」の37%を上回った。今回の情勢調査で自民党は300議席を超える可能性があるという結果が出たが、首相の人気とは必ずしも合致していない。

 安倍首相の続投を「よいとは思わない」は立憲民主支持層で89%、希望支持層で80%、共産支持層で88%に上った。「支持政党はない」と答えた無党派層でも「よいとは思わない」(59%)が「よいと思う」(25%)を大きく上回った。

 逆に自民支持層では「よいと思う」が76%に達した。公明支持層も57%が続投を望んでおり、与党支持層と野党支持層で結果が分かれた。

 「よいとは思わない」と答えた人の比例代表の投票先は、立憲民主党が26%で最も多く、希望の党20%▽共産党11%−−などとなった。首相に批判的な層の投票先が野党各党に分散していることがうかがえる。自民党も12%あった。

 一方、「よいと思う」と答えた人の61%は自民党を挙げた。

 主な政党支持率は、自民29%▽立憲10%▽希望9%▽公明5%▽共産4%▽維新3%▽社民1%−−など。無党派層は28%だった。

 無党派層の比例代表の投票先は、自民16%、立憲15%、希望11%の順になった。【吉永康朗】

 ◇調査の方法

 13〜15日の3日間、全国289小選挙区ごとにコンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法を使いJNNと協力して実施した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。全国の有権者7万3087人から回答を得た。

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