青森の旅3日目、8月7日の日記です。
この日は、恐山に行ってきました。
初めてでした。
恐山は冬季は閉山。
東北に行くのは、いつも閉山期間中ばかりでした。
是非とも行きたいと思い、5月末に旅の企画をしました。
延期になりましたが、今回やっと実現しました。
むつ市内から路線バスで行きました。
途中に冷水という場所があります。
霊験あらたかな水で、この水を飲むと長生きできるのだそうです。
路線バスですが、止まってくれて水を飲むことができました。
僕の場合、長生きしても困るかもしれませんが。
恐山に到着。
まずは参拝です。
続いて、奥の院まで行きました。
そして、霊場を散策。
恐山はおどろ恐ろしい雰囲気ですが、そもそもは火山が生んだ地形なのですね。
〇〇地獄がいくつかありましたが、現在はあまり火山活動はしていないようでした。
硫黄が吹き出しているところもあったので、全く活動していないわけではないようです。
宇曽利山湖のなんとも言えないきれいな色は、火山が生んだものそのものですね。
花はまだあまり咲いていませんでしたが、イソツツジがたくさんありました。
北海道の川湯温泉ほどはありませんが、けっこうたくさん咲いていました。
火山ガスなどに比較的強い植物なのでしょう。
恐山といえばイタコが有名です。
しかし、イタコさんは例大祭の時しかいないので、今はいません。
あまりよくは知らなかったのですが、ここは水子の霊など子供や若くして亡くなった方の霊を弔うのがメインのようです。
子供が楽しめるように風車がたくさん奉納されていました。
昔の東北は、子供を育てられなかったり小さな頃に亡くなったりということも多かったからなのでしょうか。
子供のお地蔵さんは、ちょっと怖い感じもしました。
散策を終えて、薬師の湯へ。
恐山の霊場の中には、何ヵ所か温泉があるのです。
参拝者は無料で入ることができます。
もちろん、僕も入ってきました。
硫黄泉で、とても良いお湯でした。
この日は参拝者も少なく、貸し切りでのんびり入れました。
お昼ごはんは、門前の「蓮華庵」に入りました。
門前の食事処はここしかないので。
メニューは、カレーライス・ラーメン・うどん・そばのみ。
山菜そば(700円)とごはん(200円)を食べました。
味は特筆することはないですが、ごはんの量は多かったです。
バスの時間までまだ少し時間があったので、太鼓橋にも行きました。
現在は歩けないのですが、三途の川を渡る橋です。
現世と霊場を分ける橋でした。
下北駅に戻り、一駅先の大湊駅まで列車に乗車。
大湊線、完乗。
野辺地で青い森鉄道に乗り換えて、青森。
11ぴきのねこ塗装の車両でした。
青森からは、再びJRに乗り弘前へ。
この日は、弘前泊。
夜はもちろん、津軽三味線の聴ける居酒屋「杏」さん。
この日の演奏は、家元の多田さんと息子さん娘さんの親子演奏でした。
いつもながら素晴らしい演奏で、酔いしれました。
この日も、とても楽しい夜でした。
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