東北の旅5日目、3月22日の日記です。
ホテルの朝食、普段はバイキングなのですがプレートになっていました。
コロナ対策ですね。
気仙沼駅に行き、BRTで陸前階上へ向かいました。
陸前階上駅から、岩井崎の方へぶらぶら。
途中にある、地福禅寺に寄りました。
この階上地区も津波の大きな被害を受けた場所です。
亡くなった方への鎮魂のお地蔵さんなどがある、祈りの広場がありました。
ここから海の方を見ると、何もない平地が広がっています。
でも、本当はここにたくさんの人が住んでいたのですよね。
なんとも言えない気持ちになります。
気仙沼市震災遺構伝承館の開館にはまだ早いので、その先の岩井崎に行きました。
ここは国立公園にもなっていて、潮吹き岩など海岸の風景のきれいなところです。
龍のような形をした、龍の松がありました。
津波にあったにも関わらず残った松の木。
形も龍に似ているので登り龍として、この地域の復興のシンボルになっています。
秀ノ山雷五郎という江戸時代の横綱の像もありますが、これがすごい。
大きな津波を受けたにも関わらず、この場所にそのまま残っていたそうです。
さすが、横綱。
戻って、気仙沼市東日本大震災遺構伝承館に行きました。
震災遺構である旧気仙沼向洋高校の建物と、気仙沼の震災について学ぶ屋内展示のある施設です。
入館料は600円。
まずはビデオを見て、津波の様子や被害の状況などを学びます。
その後、旧気仙沼向洋高校の校舎へ。
校舎の中に入ることができるのです。
その時の姿がほぼそのまま。
なんと4階まで津波が押し寄せたそうです。
当日、屋上に避難していた人もいたそうで気が気でなかったのではと想像します。
体育館の屋根もなくなっています。
ものすごい津波だったのが、よくわかります。
この学校では全員、無事に避難して誰も亡くなっていないそうです。
機会があれば、是非行ってほしい施設です。
ふきのとうなども咲いていました。
春の訪れも感じます。
気仙沼に戻りました。
気仙沼でお昼ごはん。
金のさんまで有名な「斉吉商店」さんがやっている「鼎斉吉」に行きました。
僕はこの金のさんまが大好き。
年に数回大阪の阪急百貨店に来ているのですが、毎回買っています。
数年前からお昼ごはんの提供も始まったので、ここに来るのも気仙沼に来る目的のひとつかな。
今回は、煮魚定食(2100円)を食べました。
メカジキの煮魚に刺身付き。
美味しかったです。
いつも大阪に来る次男さんは、出張中で会えなかったのは残念。
5月に大阪でですね。
食後は気仙沼市内をぶらぶら。
新しい建物・商業施設がいくつもできていました。
魚市場は日曜日なのでお休み。
まあ、もうやっているような時間でもなかったけれど。
さすが港町で漁業基地。
たくさんの漁船が港に停泊していました。
ちょっとお腹がすいてきて、三陸産大粒牡蠣のカキフライの文字が目に入ってしまいました。
「揚げたてコロッケ屋」さんに入り、カキフライ定食(600円)も食べてしまいました。
値段は安いけれど、大粒の牡蠣で美味しかったです。
このお店はなかなか人気のようで、揚げ物を買いに近隣の人がけっこう来ていました。
被災した国の登録文化財・武山米店も修理が終わり、この建物で営業していました。
なかなか良い感じの建物です。
なんといっても、現役の商店というところが良いですね。
夜は、この日も「男子厨房海の家」さんへ。
この旅最後の夜も、楽しく飲みました。
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