お昼ごはんを食べたあと、13:00からの知床自然センターのスタッフトークを聞こうと思っていました。
まだ少し時間があるので、ペレケ川のカラフトマスの遡上を再び見に行きました。
今日ももちろん、カラフトマスがいっぱいいました。
カラフトマスが川を登って行くのですが、川は単調ではありません。
ところどころ、登れない障壁があります。
そういうところには魚道が作られていますが、けっこうな高さの障壁がいくつもあります。
そこを越えるためにジャンプする姿は、なんとも言えません。
なかなか越えられず落ちるマスもいます。
見事成功したマスには、拍手を送りたくなります。
そんなシーンを見ていると、目が離せなくなりました。
気がつくと、スタッフトークの時間になっていました。
スタッフトークはまたの機会にということで、知床五湖に向かいました。
知床五湖では、もちろん地上遊歩道を歩きます。
顔馴染みのスタッフさんが、今日はすごく空いているのでのんびり歩けますよと声をかけてくれました。
立ち入り前のレクチャーは、3人組と僕の4人だけ。
実際、ほとんど人と会いませんでした。
天気は朝から晴天。
でも、知床連山は朝から雲がかかっています。
それも、かなり厚い雲。
そこは、残念でした。
鳥の声を聞きながら歩きます。
アカゲラも出てきました。
花もいろいろ咲いています。
のんびり景色を眺めつつ。
知床五湖をぶらぶら。
最後の方で、やっと硫黄山だけ頭を見せてくれました。
一湖の蓮、今頃に花が咲いているのですね。
高架木道に上がって、ラストスパート。
知床岳はきれいに見えてきました。
羅臼岳も、やっとうっすら姿を見せ始めました。
結局、三時間近くかけてのんびり歩きました。
こんなにのんびり知床五湖を歩いたのも久しぶり。
知床連山が見えなかったのは残念でしたが、今日は知床五湖を堪能しました。
知床五湖からウトロに戻る途中、車が何台も止まっていました。
ヒグマが出たのだとピンときました。
しかし、ヒグマは山に上がって行ったとかで見ることはできませんでした。
もう5分早ければです。
でも、ヒグマは何回も見ているし、今年も見たからまあ良いかという気持ちもありました。
しばらく行くと、思いがけないものと出会いました。
神様。そう、コタンクルカムイ・シマフクロウを見つけました。
この鳥を初めて知床で会ったのは、もう暗くなった頃でした。
写真は撮れなかったけれど、後光がさしているように見え、やっぱり神様なんだと思いました。
今回は、まだ明るい。
しばらく、彼を観察しました。
めったに会えない動物ですから、ものすごくラッキーでしたし感動しました。
神様からの2日早い誕生日プレゼントだったのかもしれません。
今回、北海道に来て本当に良かった。
もう、これだけでも大成功の旅になりました。
明日は、もう1日知床を歩きます。
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