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2015年11月12日23:57

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奈良、西大寺・秋篠寺

今日はお休み、天気もまずまず。
久しぶりに奈良に行きたいなあと思い、今秘仏特別回扉をやっている西大寺と秋篠寺に
行ってきました。
二つの寺とも久しぶりの訪問で、10年以上15年振りぐらいではないかと思います。

近鉄で西大寺駅下車。
まずは、西大寺に行きました。
元々は、東大寺に対して西の大寺の西大寺。
かってはかなり大きなお寺だったようですが、戦災などにより現在のお堂は江戸時代の
再建のものだそうです。

最初に四王堂に入りました。
建物自体は江戸時代に再建されたものですが、創建期の由緒を伝える唯一の堂とか。
ご本尊は、重要文化財にもなっている十一面観音立像。
この観音様、実に素晴らしいお姿ですごく良かったです。
その横に、四天王立像及び邪鬼が安置されています。
実は邪鬼だけが当初のものなのですが、こちらも見事な像でした。

続いて、本堂へ。
ご本尊は釈迦如来立像。
文殊菩薩騎獅像及び四侍者像、弥勒菩薩坐像がありました。
四侍者像のうちの善財童子は、灰谷健次郎さんの小説「兎の眼」の中にも登場していて
この童子の目が兎の目のようだと書かれています。
すごく愛らしい、心安らぐ像だと思います。

そして、特別開扉されている愛染堂へ。
ご本尊の愛染明王坐像は、秘仏として普段は中央厨子内に安置され見ることができません。
秋と冬の年2回各20日間ほどだけ特別開扉されています。
ちょうどその期間に当り、お参りすることが出来ました。
小さな象ですが、なかなか力強い素晴らしい像でした。

最後に聚宝館に入り、金堂宝塔・吉祥天立像などの仏像などを見ました。
正直、以前に西大寺に行った時の印象はあまりありませんでした。
しかし、今回改めてて行ってみてこんなに素晴らしいお寺だとは。
若い頃にはわからなかったのですね。
それぞれのお堂で見た仏様、どれもすごく良くてとても楽しませてもらいました。

少し遅いお昼ごはんを食べて、秋篠寺へ行きました。
こちらも、ずいぶん久しぶりの訪問です。
南門から入りましたが、受付までの間にある苔庭がすごく美しいです。
雨が降った後など、湿り気があればもっときれいだと思います。

国宝でもある本堂の中へ。
ご本尊様の薬師如来坐像を中心に、日光菩薩・月光菩薩、十二神将、帝釈天・伎芸天と
左右に並んでおられます。
その横に、愛染明王・五代力菩薩が両側におられます。
薬師如来・日光菩薩・月光菩薩もそれぞれに素晴らしいと思います。
しかしここでは、なんといっても伎芸天が素晴らしすぎます。
なんと美しい像か。見とれてしまうほどです。
それぞれの像を、のんびり味わいました。

今日は平日ということもあり、西大寺・秋篠寺ともほとんど人がいませんでした。
西大寺では貸し切り状態になることもしばしば。
のんびりゆっくり、心おきなくじっくり仏様を見ることができました。
すごく素敵な時間を過ごすことができました。
久しぶりの西大寺・秋篠寺でしたが、どちらも素晴らしいお寺だと再発見。
やっぱり奈良は良いところだと思います。
また、いろいろなお寺を訪問したいと思います。

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