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2019年02月17日23:40

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《悪酔い新年会》《ちー+! 098》

《悪酔い新年会》

昨日は遅ませの会社の新年会。毎年の事ながら閑散期の2月を狙っている行事なので平常運行と言えばそれまでだな。
参加事には極力出席するのが俺の方針と言う事で、まあ、考えるまでも無く参加したワケだ。

ちなみに、酒飲みでハメを外した経験は過去2回。1つは学生の頃の一気飲み。もう1つが会社部下同士の結婚式の二次会以降。片方では気を失い、片方では理性を失った…。

そして昨日が記念すべき第三回目という事だ。
まあ、羽目を外したと言っても大々的な注目を浴びるような真似をしたわけではなく、楽しかった吞み会が一転して悪酔い状態と化していた。

俺は集まり事の出席時、特に座る席を考える事も無く目に入った空席に座る事がほとんどだが、昨日も同様の行動の末、初めに目にしたその場所へ。
しかし、これが今回は裏目に出た。

正面に居た人物が問題児で、まあ、そこは俺に害が無いどころか、どちらかと言えば好かれている印象なのでそれほど強い嫌悪感は抱かないのだが、…何と言うか、中学生の悪ガキがそのまま大人になってしまったような、一言には面倒な相手だ。

自己主張が極めて激しい性格はこういった場でも当たり前に出てくるらしく、とにかく過去の思い出話が多い。
多いのはいいが、伝えられる俺がその当時を知っている前提と彼の中ではなっているわけで、ごく自然に知らない内容を次々に流される分だけ混乱するわけで…。

自称酒好きで酒豪と言う話でもあるため、どんどん注いでやろうと内心で考えるていたが、気付けばどんどん注がれるのは俺となっていたワケで…。どうした、酒豪?

新年会最中はそんな相手を何となく受け流す事で乗り切ったが、終了後に問題発生。

こういった集まりの場において、俺はなるべく一番最後にその場を離れる習慣があるのだが、今回ばかりはそんな習慣を呪う事に。

いつの間にか姿が見えなくなっていたその男が近くに居て、なんだかんだ仕事の話をはじめてしまう。

俺の中の『吞み会ルール』には、『つならない内容の仕事の話』はご法度で、楽しいのならともかく、他人を批判したり自分をアピールする行為は本当に苦手なのだ。
なので、そう言った話の発生に気付いたら、逸らすなり後日の話に持ち込んだりして場を乗り切る事に徹しているが、今回は相手が悪く、何を言ってもまず聞かない。とにかく俺が俺がと言う感じでうっとーしくてたまらない。

そう言う理由で俺はその輪を離れ、ちょっと離れた位置に居た女子グループに避難する。こっちのグループには数日前のドライブをした人もいたので、難無く入り込めたのだが…。

向こう側で続く猛烈なアピールと自画自賛行為が聞く気が無くとも聞こえてしまい、それがぜんぜん止まる気配が無い状態で時間ばかりが過ぎてゆく。

気が付けば俺は具合が悪くなっていて、アルコール摂取後と言う条件下では4回目の吐き戻しを経験する事に。
『吐く』ってどうしても苦しくて痛くて、出来る事なら限界まで我慢してでも吐かない事に集中するのがいつもの話なのだが、昨日は人生稀に見る『これは我慢出来ないな』状態。

よろよろと位置も判らないトイレを探し、どうにか到着した途端、何の抵抗も無くゲロッパ。とことんまでに気分が悪い。

便器を恋人がわりに数十分、聞き慣れた声が聞こえて外に出ると、そこには俺の代わりに餌食となった同僚が。

てぃ「あの人帰った?」
同僚「まだっすよ。それよかてぃーのさん、大丈夫っすか?」
てぃ「ごめん、俺、こーいった場面でのあーいった言動って我慢できなくて、気分悪くなるんだ」
同僚「あの人、飲むといつもあーですから、近付かない方がいいっすよ」
てぃ「…みたいだね」

トイレを出て外に行くと、戻って来ない俺を心配した数人に囲まれる。うぅ…すまんのぅ。
そして一緒に例の男もくっついて来る。一言目は『大丈夫ッスか!?』。そしてその次には俺俺アピール再会。

また自分が悪くなって再びトイレに…。
寒さも手伝って足がガクガク。もう自分がダメな事を悟る。

トイレから出て来て気分がいい状態のうちに、のらりくらりと、何となくその場から離れて自分の車へ。実はみんなも早く逃れたかったらしく、そんな俺にくっつくようにして、そしてある程度の距離を保ったところで自然解散の流れ。

車に入って何となく外の様子を見ていると、いや〜…早い早い。撤退が。

俺が俺がの男は家が近く、自転車での乗り入れだったのでたちまち1人に。
俺を含めた数人は運転不能なので、みんなもそうしたのかは判らないが、とりあえず寝たふりで場を凌ごうとしたが、俺は実際に眠りに落ちていた。

そんで気付いた03:30。無事かどうかは分からないが、見知った車の全てはその場に無く、あの男の自転車も無い事を確認して真夜中の帰宅となりましたとさ。


人生3回目の羽目を外した吞み会。会社関連では初めてだったなぁ。
そんで嫌な話がきっかけで悪酔いに転じるという流れも初めての事だ。


《ちー+! 098》

第一章 仲間たちとの行進曲 3-60

【拠点ネメス・ネメス城下町北区域】
『ぼーけんや3257(サニコナ)』

 アキの話を振り返ると、アキの戦闘スタイルは何となく理解したものの、肝心の武装関連の話が全く進んでいない事に気が付いた。
 そもそも素手による攻撃法がアキのスタイルと言うのであれば、武装も何もないだろう。
 そうなると残るはタバチに尋ねるのみである。本人は確か『死ぬほど弱い』と胸を張って断言していたような記憶があるが…。
「タァはどんな武器で戦っているの?」
 アキの物腰と比較するにあたり、およそ『戦闘』に無縁そうな外見のタバチから武装を聞き出すのも野暮な気がしたが、聞かないよりは聞いた方が何かしらのヒントに繋がるという思いもあったのだ。
少なくとも剣の1本や2本くらいの話は出る事だろう。
 …が、結果は予想外の一言だった。
「タバチは多いよ」
 横でアキが笑う。
「そんな事無いです! 確かに種類的には多いかも知れませんが、毎回の場に合った装備で挑む結果、扱う武器が多くなっただけの話なんです!」
「そうなの? でも、聞かないと多いか少ないかもわからないよ」
 大袈裟に否定するようで、そうでもないタバチにチータスが言うと、タバチは『自分の使っている中の代表』という切り出しでその紹介を始めたのだが、早めに結果論を言ってしまえば、その『代表』がやたらと多かった。

 まず、鞭。
 ある意味で鞭は獣使いの標準装備とも言われ、その使い道は武器としても当然使用されるが、それよりも多いのが味方の獣を意のままに操る意味で利用する事が多いという。
 ただ、タバチに言わせれば『可愛いペットを鞭打つなんて出来ない』と言う理由で、仲間の獣に使用する事は無く、だからと言って敵との戦闘時に使えば高確率で『自分を絡める・ひっぱたく』という経験から、操縦士としての身だしなみと言う理由で持ち運びはするが、滅多に使う事は無いらしい…。

 次に短剣も所持するという。
 剣の類はあらゆる戦士系統の標準装備と言っても過言ではないが、操獣士(そうじゅうし)が持ち構える事も当然ながら不自然ではない。
 特に短剣は使い方次第では生活道具として充分に活用できるため、一概に武器として売れる品でもなく、その利用法は非常に幅広い。
 タバチの装備理由も武器と言うよりはアキ同様、進行の妨げになるような簡単な障害を取り払う事に活用されるとの事で、それ以前に力量問題で自在に振り回す事が難しいため、実戦で使用する事は極力控えているという…。

 槍もタバチの標準装備だという。
 同行する獣の背が高く、移動時にその背中にまたがる場合、万が一の敵との遭遇時には近接戦攻防の両面において槍が効果的だという。
 槍は他の武器に比べて長身があり、振り回すだけで身の回り周辺への広範囲攻防はもちろん、遠くからの威嚇も出来る優れた武器である。
 特に長身を生かしたリーチ差による攻撃は踏み込まれない限り優勢を維持し、高い位置からの攻撃効果は絶大だ。
 問題は標準の槍を構えてもタバチの低身長では振り回しが難しく、これまた力量の問題で安定した攻撃効果が得られない事も事実と言う。
 …じゃあどうして槍なんか持ち歩くかと言えば、これもまた低身長の悩みスッキリ解消法との事で、『高い位置の何か』を叩いて落としたり、突いて動かしたりという事に重宝するようで、とりあえず武器としての効果は期待しないで欲しいとの事だ…。

 続いて斧。
とは言ってもバトルアックス等の大型のものではなく、手斧と呼ばれる小型の斧を持つらしい。
 斧を持つ理由はと言えば、剣・槍…とくれば『斧』との事で、こちらは完全に飾り程度の扱いとなっているようだ。しかし、タバチにとっては存在感が薄い武器でもあるようで、購入より初回のクエストに持って行ったきり…。その後は自室の目の届かないどこかに眠っている…筈…。と言う。
そんな説明に対してチータスは『それは装備って言うの?』といった疑問を思い浮かべたが、話がややこしくなりそうな理由から笑顔で無視した。

どこまで続くか今度は針。
ダーツと呼ばれる投げ道具がそれにあたり、簡単に言えば手投げ矢のような武器である。
攻撃威力こそ高くはないが、重量コストが魅力的で素早い動きを得意とする人物に人気の武器である。ただし、その小ささから使用後の回収が難しく、意図しない事故にも繋がるため、場面に応じた使用の考慮が必要な難しい武器でもある。
効果的な使い方の一例としては、小さな攻撃力を補う意味で針の先端に毒を塗る使用法があるが、これは長期戦に有利な展開を生む事で有名でもある。
ただ、タバチは非力故にダーツを投げてもさほど飛距離を出す事が出来ず、それ以前に命中力が大問題とも言う。
威力も『下の下の下』と言う事で、一体どうして購入したのかが今となっては自分でも不明だとか。
毒の使用も一時期考えたが、自らの不器用さを考えれば使用どころか購入する行為すら危険と感じたため、結局は飾り以下の扱いとなっている…。

なんだかんだで結局頼りになるのが弓。
小弓と呼ばれる小さな弓は、重量もサイズも極めて小さく、小柄なタバチにも問題無く扱う事の出来る数少ない武器の一つだという。
ただし、これまでの紹介にもあったように、タバチは戦士としても冒険者としても力量に難があり、おまけに器用さ・コントロールにも問題が多いため、そんな能力が弓の扱いにも影響してしまい、1本の矢を対象に当てるまでの消費が凄まじいとの話だ…。

ちなみに、これらの説明は全てタバチ本人の自慢にも似た口調での進行である…。

 そんな説明を全て聞き終え、チータスは素朴な質問をする。
「あのさ…、あたしが言うのも変なんだけどさ…、タァって戦闘に向いてないよね?」
「はい! さっぱり向いてません! 自分でも判ってます!」
「………。すごいね、そう…はっきり言い切れるのって…」
「はい! だってわたし、『運び屋』として同行してますからっ!」
 この回答に対し、チータスには思い付く言葉が存在しなかった。
 …が、内心では『なるほど、そう来たか…』とも思った。


《あとがき》

誰もが人間でそれぞれの好き嫌いはあって当然だけど、やっぱり自己主張の為に周囲を蹴り落とす行為は好きになれないな。

例えば相手がその人物よりも完全な強者とか、職務的に上位職とか、とにかく不利な立場から声を上げる行為なら気にもしなく、むしろ協力出来るのだが、完全に自分が優位に立つ状況での弱者叩きは…う〜ん…。


余談だが、ビンゴとやらで初めて当選した。
…トイレに行っている間に…。
リーチラインが3本だか4本だったので、何となくそんな気がしていたが、やっぱり的中した。
このパターンって、俺がトイレに行っていなければ当たらないパターンだよね。
ちなみに俺が当選現場に居なかったため、景品は自動チョイス? 誰が決めたのかも分からないが、椅子に景品が置かれていた。
中身を確認すると、日用雑貨が中心で、お菓子が無い。
個人的にはお菓子詰め合わせが狙いだったのだが、野望叶わず。
悔しいので何人かからうまい棒を回収した。

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