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2019年01月20日22:57

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《不死鳥ブーブー》《ちー+! 076》

《不死鳥ブーブー》

爽快すら覚えるボロ車のガタが大変になってきたので、本日修理へ。
短期入院と思いきや、本日中に仕上がるという事で、その辺の心配は早い段階で打ち消された。ああ…、スロット勝ち金が…。

修理の間は用意された代車を運転する事になる訳だが、実は俺って『代車』の相性が悪い。
どういったわけか、代車を利用する度にビックリ現象に見舞われるのだ。
慣れない操作という問題もあるのだろうが、急発進してしまったり、思わぬ角度から事故を起こしそうになったり…。

とはいえ、長時間ディーラー内で待つわけにもいかず、子供の約束とやらで昼飯を準備する都合もあって、気は乗らないが利用させてもらう事に。

まあ、運転すると、さすがに違和感だらけ。そりゃそうだ。自分の車とはわけが違う。
子供の昼飯準備という用はあるにはあるが、それまでには時間があり過ぎて、それでも中途半端な時間でもあるため、帰り道のパチ屋へ…。

結果、散々。
手応えを感じる台ではあってもとにかく続かない。気まぐれに6台座ってその中の4台を1000円で引き当てたけど、こう言った時は結局負けるもので、全てを途中で止めればぜんぜん勝てたにもかかわらず、自らお金を捨てる結果に。修理代を意識し過ぎたかな?

勝利を諦めて昼飯を買いに行こうとパチ屋を出ようとすると、駐車場内での暴走車両にぶつけられはぐって驚いた。…が、そこは代車との相性。驚きはしても、なんか納得。

パチ屋を出て信号を越えればスマホ運転の自転車が飛び出して来て、これまたビックリ。こんな所で大当たりは引きたくないもんだ。

昼食を買うべくスーパーへ。駐車場が3台分開いている真ん中に駐車した訳だが、タイミング良くデカイ車が俺の右側に駐車。

買い物を終えて車に戻ると、左側にもデカイ車が止められていて、俺が車を出すための視界が完全に遮られている結果に…。

どうにかこうにかバックするも、狙ったかのようにそこそこ速度を出した車が横切ったりして、その度に俺は引っ込んで…。

ヒヤリハットとは言うが、ヒヤリハットのその先に待ち構える全ては重大事故。全て避け切ったと考えれば強運だが、それにしても偶然にしては狙われたかのような代車ライフなものだ。…毎度毎度。

こうなるとそれ以上外を出歩く気にはなれないもので、家でのんびりと時間が過ぎるのを待つ訳だが、今度は尋常ではない睡魔が襲ってきたりして…。
…で、これまたタイミングを見計らったかのように、修理完了のお知らせ。

借り物の車をあくびかきかき運転する姿はまるで緊張感の欠片も感じられない事だろうが、強烈な睡魔が相手だ。これでも必死なのさ。

修理代を支払って車を引き取り、その足で帰って来る。
やっぱ、制御の効くハンドル操作はいいね。一般道を走っていながらガタゴト言わない車はいいね。

今になって振り返る。
この車との付き合いは?

塗料工業時代に買い替え、牛丼屋時代を乗り越え、断熱材工場時代を乗り越え、今現在の倉庫業を進行中か…。
それなりに長い時間を共有している事になるが、たくさんの人との想い出もあったりするものだ。…つか、その前に転職回数が気になるな…。

この先どれだけの時間を共有する事か。


《ちー+! 076》

第一章 仲間たちとの行進曲 3-38

【拠点ネメス・ネメス城下町北区域】
『ギルド ネメスのあくび』

『自己紹介』。そんな言葉で呼ばれた2人は『ボスさん』というよりも、先にカウンターに着いていたタバチの所に近付いた。
「うぅ…、また自己紹介か…」
「そう言わないの。全然知らない土地の初めてのお店、運よく連れて来てくれたタバチさんのお知り合いからの自己紹介なんて、幸運の連続じゃない。今後の生活を考えればするべきだよ」
 思わず出たチータスの言葉に対し、そう言い述べるナルミの言葉の重要性は理解できるが、やはり言うべき内容の含まれない自らの紹介には慣れそうもない思いだ。
『自己紹介』を切り出したのは『ボスさん』からだった。
「…まあ、そんなに緊張するな。ココは子供の来るような場所じゃないが、タバチ付きじゃ無暗に邪険にも出来ないからな。…もっとも、食事客なら大歓迎だがな。…まあ、飲んでくれ。安物で悪いが、ならず者ルーキフの追い出し成功記念の祝杯だ」
 そう言って『ボスさん』は手際よく用意した4つのグラスのうち、3つをそれぞれに差し出し、最後の1つを自分の口に運んで続けた。
「俺は『ボーセス・ニアル=ソート』。冒険者には名前を略した『ボス』、食事客からは『マスター』なんて呼ばれ方をしているが、まあ、どう呼ばれようと気にしちゃいない。俺と判る呼ばれ方だったら、どんな呼び方でも振り向くさ。…見たところ、2人とも見ない顔だな。年齢も若そうだ。…『チャン』なのか?」
 どこかに核心めいた意味を含ませた『ボーセス・ニアル=ソート』の言葉に、チータスとナルミはお互いに顔を合わせた。
「…ん? 違ったか? …冒険者としては、その、…駆け出しにも到達していなさそうに見えたもんでな。気を悪くしないでくれよな」

 ボーセスの言った『チャン』とは、早い話がこの国で表現される孤児の事だった。
 人間社会の中で人間同士が作る問題の上位に育児放棄は多く、結果的に育ての親を失った子供は跡を絶つ事が無い。
 命あるうちに拾われた孤児は全てネメス城下町の象徴とも言える『ディネス教会』に預けられ、以後はそこで長い間育てられる事になる。
 拾われた孤児のファーストネームに関しては、既に子供が言葉を使えるのであれば、その子供が言う名前をそのまま利用し、それが叶わない場合は関係者が名付け親となる。
 この時、それぞれの孤児が持つ事を許される固有名称はファーストネーム1つに限定され、例えば保護した段階でセカンド・サードと名前を連ねていた場合でも、その内の1つだけを残し、残りは全て登録、利用される事はない。
 それに代わってセカンドネームとして『チャン』の呼び名が与えられる事で、施設代わりとなる教会内での仲間意識と協力性の強化と共に平等性を図っているという話だ。
 ボーセスが2人を孤児と感じた理由はいくつかあるが、一番の理由としてはタバチがルーキフに責められていた時、2人が揃って何の行動も示す様子がなかった所だった。
 2人揃って幼いとはいえ、その年齢に達するまでにはどこかのタイミングで複数のトラブルに遭遇するのが当たり前とも言えるが、2人にはそういった仕草が見て取れなかった。
 僅かにでもトラブル経験があるというのであれば、ルーキフがタバチを責め立てている間に2人の何らかの変化があって然るべきだったのだ。例えば、逃げる準備をする、応援する、周囲に助けを求める、どうするかを迷う…などなど。
『ディネス教会』で育った孤児は長い間を協会内で生きるため、そう言った外でのいざこざから隔離された状態に置かれるようなもので、結果的に人間の持つ暗い部分に関しては無知そのものであり、先程の様な状況下では身動きひとつ取る仕草が見て取れないのが特徴となるらしく、まさにチータスたち2人がそう見えたのだという。

「ふーん。『ディネス教会』? どんなトコか分からないけど、捨て子ってそんなに居るものなの?」
 恐らく自己紹介の流れに運んだのは、2人が孤児かどうかを見極める為の口実だったのだろう。2人が揃って『チャン』の名を知らないという事は、その時点で孤児ではなく、同時にネメス城下町とは異なる、どこか別の地域から来たという事がボーセスには判断できた。
「チャンの名が捨て子とは限らなくてな。まあ、裕福な家庭が突如崩壊するケース、親が冒険者や城兵だが命を落としてしまうケース、…事故や災難というヤツだな。圧倒的に身勝手な生みの親が見捨てるケースが多いのは確かだが、流れはどうあれ事実的に孤児となってしまう子供は少なくないんだ」
 チータスの質問にボーセスは言い、吸い掛けの葉巻に火を点けた。
 聞く限り、ネメス城下町に存在する孤児は珍しい話ではないようだが、そうは言われても『孤児』が存在しないベレーレル育ちのチータスからすれば、いずれにしても想像すら出来ない話である。これに関してはナルミも同様で、ペナ・リノという都市にも少なくない孤児は存在したが、その知識を取り入れるまでの滞在期間ではなかったのだ。
「ところでボーセスさんは、わたしたちが仮に孤児だった場合、どういった反応をするつもりだったのですか?」
 そもそもの話の切り出しに疑問を抱いていたナルミは、ボーセスの考えが知りたかった。
「タバチ繋がりか。…『ボス』とでも呼んでくれないかな? ガラが悪い連中が相手の商売なんでね、呼ばれ方に丁寧さがあるとやり難いんだ。…ところで、あんたらの名前は?」
「ナルミ・クレーデルです。こちらはチータス。チータス・レジエンです」
「…ほう」
 やはり勘付いたか、ナルミの手短な紹介にボーセスの表情は一瞬驚きを含めるが、すぐに何事も無かったかのように振る舞うとナルミに答えた。
「…おまえさん達が孤児だった場合だったな。基本的な決まりとしてな、孤児は発見次第、ディネス教会に連れ戻す決まりがあるんだ。なにせ金も寝所も無いのが孤児だからな。相手にする事で情が移ろうがそうでなかろうが、放って置いて良い事はない。…お互いにな」
 これまでの孤児相手に何か辛い思い出でもあるのだろうか、最後の言葉に含みを混ぜたボーセスの目線はどこか遠い。
「…ところでよ!」
 気を取り直したのか、急に表情を明るく変えたボーセスは別の話を切り出す。
「タバチが人を連れてくるのも珍しい事だが、それも何か縁あっての事だな! 改めて自己紹介って訳でもないが、俺の名前はボーセス・ニアル=ソート。今は『南ギルド』なんて呼ばれているが、この『ネメスのあくび』のマスターだ! 過剰なサービスは誰にもしないのが俺の中の鉄則だが、タバチ繋がりだからな、あんたらは特別だ。タバチ同様のお得意さんとして迎え入れてやる。どうかよろしくな!」
 ニッカリと笑うボーセス。そんな急な態度の変化にたじろぐナルミ。
 一方で、ボーセスの言葉を耳にしてチータスも驚いて声をあ上げた。
「ナル!『ネメスのあくび』って…!?『南ギルド』って…!?」
「…ちぃ…、悪いけど、いまさらの話じゃない? それ…」
 チータスの驚きに反比例するかのように、ナルミは呆れて言った。
「え、そうなの? このギルドの名前、知ってたの?」
「知ってたも何も、あなたさっき、店の前にあった看板を読み上げてたじゃない」
「2話前の『3-36』に、そのシーンがありますよ!」
「おいおいタバチ、妙な説明はやめろ」
 黙ってやり取りを聞いていたタバチも話に加わり、そんな言葉にボーセスもツッコミを入れた。


《あとがき》

代車の歓迎は今回も相変わらず。
自分の事故死は構わんが、相手を傷付ける事は勘弁。それと、自分が中途半端な怪我をするのもカンベンだ。
まあ、それでも無事に代車を乗りこなしたな。ヨカッタヨカッタ。

最近はなんだかんだでついてないんだよな。
今回の修理費用に71000円か。
で、スロットも連敗中でなんだかんだで40000円か?
その全てがヤメ時を自覚していて、ちゃんと去れば少なくとも7回は勝った結果になった筈だけど、やっぱ時間だけがあると人間、ダメに道に好んで進むものだ。

言い訳じゃないんだけど、修理が無ければパソコンも買えたんだよな。

ま、車がダメになった去年からツイてなかったんだろうけどね。
明日からは回復傾向かな? そうであってほしい。

明日からのスロットは回収目的。100円でも勝ちなら逃げるに徹する。
調子に乗った結果でもあるが、昔からこれの繰り返しなんだよな。まあ、それでも勝率は格段に上昇しているけど。

25日には今月度最終勝負。少し頭を冷やさなければな。

25日に負けたら…、うーん、来月10日までは敬遠しよう。

タバコも30箱を切っている…。

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