今日、区役所に火災保険の更新の件で担当ケースワーカーとの面談に行った帰り、田村書店に立ち寄って岩波書店ＰＲ誌『図書２０２０年８月号』をもらってくる。
その『図書』の「９月刊行予定の本」に『新版 西田幾多郎全集 別巻 倫理学講義ノート／宗教学講義ノート』と『西田幾多郎書簡集（藤田正勝 編）』（岩波文庫）が掲載されていた。
『新版 西田幾多郎全集 別巻 倫理学講義ノート／宗教学講義ノート』は、一体いくらぐらいするのかと、ジュンク堂書店大阪本店に問い合わせると、『新版 西田幾多郎全集 別巻 倫理学講義ノート／宗教学講義ノート』が１３，２００円という返答が帰ってきた。
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と思いながらも、やはり購入しなければという意識が働く。
西田幾多郎が京都帝国大学に赴任してきた当時は、倫理学、宗教学の担当助教授としてであった。しかしたった一年で哲学第一講座（西洋哲学・純哲）に異動となるので、西田幾多郎が倫理学、宗教学の講義を行っていたのは、わずか一年ということになり、西田幾多郎の「宗教学概論」を聞いた学生のなかに、久松真一がいたことは有名である。
「倫理学講義ノート／宗教学講義ノート」となれば、きっと横書きでカナ書きで英語、ドイツ語が混じっていて読みづらいものなのだろうと想像するが、しかし当時の西田幾多郎が倫理学／宗教学に何を考えていたのかということを知る上での一級資料となる。やはり持っておきたい気がする。
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