mixiユーザー(id:26173430)

2020年05月28日17:38

76 view

次々日記更新〜専門学校〜

ナミ、専門学校入学!

イヤッホい!
同級生のエリちゃんは、一生涯の親友になった。
高校時代知り合った女でたった1人、「ナミといるのが楽しいから他は捨てる」って言ってくれるから、札幌に連れてきちゃったんだ。

実はナミは、イラスト描くのが夢。
そう、中学の時にヲタ友がいたって話したでしょ?
あの子にもらった漫画たちから刺激を受けたから。

どんどん描いた。
専門学校は年齢も境遇も立場も……すべてが違う

先輩は、ナミを叱ってくれたし、画材道具を譲ってくれた。
勉強なんかも付き合ってくれた。
時にはご飯食べさせてくれた。

だけど、それでもお金に困った。
画材は高い。
生活費も高い。
あー。どっかないかな?

そんなとき、『ガールズバー』を見つけた。
「音楽に乗せて歌を歌いませんか?」
声をかけられて、歌も大好きな私は惹かれたよ。
面接の場で歌い、歌詞を書いて提出したさ。

「キャンバスに描いてきて?」
って、お店は画材道具代金、全部出してくれたし、出来上がったら一万もくれた。
「こんな楽しい事させてくれるなら賃金少なくていいや。」
って、ナミ思った。

もちろん接客ではお客様に暴言吐かれたりもしたし、セクハラや愚痴を延々聞かされた。
それにブチ切れたり、客がぶちギレる私を見に来たり、まぁ自由なもんだ。
893さんと仲良くなったりもしたよ。

そんな時、一回り年上の高さんに恋をした。
本当に上から目線だし、他の女ばかり褒めるし、
「お前と付き合う気はない」
ってつれなかった。
なのに高さんってば、マスターの友達だったからって、勝手に私の鞄に電話番号を入れていたんだ。

「深夜1時にセコマ前」

待ったよ!9時あがりなのに!

初めて高さんの部屋に入った。
何もせずに飲んで、手を繋ぐだけ。
ドキドキしてキャーってなって、初恋より初恋。
知らなかったんだよ。
手を繋ぐだけで顔が熱いなんて。
椎名林檎とドリカム好きだってゆーからカラオケ通って覚えて、「下手くそ!」って笑われながら高さんのためにって頑張った。

私の誕生日には「行くぞ!」と焼き肉屋さんに連れてってくれた。
女将さんは高さんに、
「はぁ?女の子連れてきたの初めてじゃない!ちょっと!」って。
高さん……好きーってなった。
プレゼントは無かった。
理由。
「気に入った香水無かった。お前の匂い探したのに。」
ごっめーん。
メンズ香水つけてたんだ!
使いかけはくれた。
カルバン・クラインのメンズ香水。
今でも愛用してる。

次は隠れ家風生バンド演奏の店。
初めての赤ワインに酔った。
テーブルの上で手を繋いだ。
演奏聞きながら手をギュっとしたりこちょばしたり、
「付き合わないからな」
って、相変わらず言われてたけど、毎日通ってご飯作って、学校行ってバイトして高さんの家帰った。
高校時代のアルバムこっそり見た。
行ってきますのキスした。

だー!なんだこれ!

最後は「初恋の人に告白されて、結婚前提だから会わない」
ってフラレたけど…でも、そんなかわいい恋もしたよ。

気分屋の私は、違う私のお客様に恋をした。
だってイメチェンしてイケメンになったんだもん!
19歳だったナミより、また一回り年上の人だった。

そして、付き合って2ヶ月で妊娠した。
泣きながら「ごめん」って謝ったら、「結婚しましょう」って。

は?え?

すぐに婚姻届を書かされた。
車で区役所へ、それが2月24日のこと。

義実家ではもちろん、「大丈夫なの?」って言われたよ。
引き換え我が母、「逃すなイケメン」

は?え?

何この展開。
起業したばかりの旦那には借金があるから、午前中に主婦と課題やって、夕方に学校、夜にバーに出勤してた。

そのあとは、人生ジェットコースターだった。

だって、出血、入院、流産、処置って一気にいろんなことがナミの身に振りかかってきたんだ。

あたしは壊れた。
内科から心療内科へ、心療内科から精神科へ回され、
「重度うつ病」
って、診断が降りた。

立ち上がれなかった。
お腹をバンバン叩いた。
役立たずの子宮を殴った。
4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する