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2021年02月18日20:35

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冬の運転で痛い目にあったこと

私の車は横浜で買ったFFなので冬の北海道ではたまに運転に難儀する事もあります。
北海道を走っている車は全て四駆と思っている人が道内外には非常に多いのですがそんなことはありません。

タクシーはJapanTaxiや個人タクシーの一部を除けば殆どがFRで発進時は激しく後部を左右に振りながら何とか発進というのをよく見ます。
FRは凍結路面では最悪の駆動方式ですが標準的なタクシー用車両なので車体価格もメンテ費も安いからです。(実際に運転手に聞いた。)

バスは100%RR、トラックも殆どFRです。

多分一般の自家用車、営業車の四駆の比率は7割位のはずです。
二駆しか設定のない車種も北海道はたくさん走っています。

でもやはり四駆は発進時に非常に楽なので羨ましいです。
FFでも殆どの道路は運転出来ますが私が経験した「痛い目」をご紹介します。

●凍結の登り坂で一旦停まるとほぼ再起動出来ない。これはツルツル路面だと目で見て分からないほどの勾配でも発進不能となります。

→ハザードを付けながら他の車両が避けてくれるのを待ち、安全になったらUターンして坂を下るか、ゆっくり安全な場所までバックしてからUターンする。路肩に寄せようにも起動出来ないのでUターン以外選択肢無し。

●雪が溶け始めたシャーベット路面の登り坂。速度が落ちて途中で停まってしまう。

→凍結路面は一気に登り切れば大丈夫ですが、大量のシャーベット路面だと30キロ以上速度が出ていてもタイヤがシャーベットを噛んでみるみるうちに速度が低下し、停まってしまうのです。こうなるとやはりUターンですが、今度はハンドルが効きません。ハザード付けて「さてどうしよう?」と考える事から始めます。
結局はバックで坂を下ります。

●前輪の片方が穴に落ちて動けなくなる。

→冬道の特に裏通りはびっくりするほど深い穴が開いている場所があります。2〜30cmもの深さもありますが時速10キロとかの超徐行でないと発見出来ません。穴の部分はマンホールだったり車両に削られた場所です。

例えば雪が30センチ積もってもマンホールの中は排水が流れていて蓋の部分も+の気温になっていたりして、マンホールの蓋の上には大して雪が積もらないのです。この場合雪の積もった高さが穴の深さになります。

穴へのはまり方が悪く車体が斜めになるとはまらなかったタイヤが宙に浮く事があります。

となると激しく空転してお手上げです。この場合デフロックやLSDがあると脱出出来ますが二駆でそんなもの付いていないし、四駆だって付いている車両は殆どありません。

この時は結局JAFを呼んでウインチで引っ張り出してもらいました。幸い車体に損傷はありませんでした。

●車庫入口でいきなり前後共に起動不能になった。

→これは妻の実家に行ったときに車庫(実は大型の納屋)に車を入れようとした時に入口直前で車体前部がやや沈んだと思ったら激しくタイヤが空転し前後どちらも進めなくなった。

降りて見ると路面の雪がそこだけ溝が掘られたみたいに凹んでいてそこに両輪が落ちた。

雪が積もると下の雪は硬くなるが後から積もった雪はふわふわのままになる。そして微妙な積雪の層の違いや温度差などで積もった雪の一部に溝が出来る事がありそこに落ちたようだ。

スコップ使ったり板を挟んだりしても何の効果なし。

結局100m離れたお隣さんに助けを求め、そこのお宅(こちらも農家)はキャタピラーのついた大型のトラクターを持っており、ワイヤーを付けてトラクターに引っ張り出してもらった。
あっという間に抜け出る事が出来た。


などなど色々ありました。
なお上記のトラブルは四駆だったら大丈夫かというとそうでもありません。

四駆でも登りのツルツル路面で再起動出来なくなった車もみますし、最後のトラクターに、というのも実は同じ場所で四駆車が嵌まってトラクターの助けを借りた事があったそうです。

だから四駆は二駆よりは遥かに良いが万能では無いという事を知らなければなりません。

ましてや今の四駆は9割以上がある程度滑らないと四駆にならない「なんちゃって四駆」なので基本は二駆と大きくは変わらないのです。

また「なんちゃって四駆」の殆どは例えば40〜60キロ以上の速度になると滑っても四駆にならないそうです。

これらは燃費改善とコストダウンが目的(整備士に聞いた)だそうで本格的なもの以外は発進時しか考えられていないそうです。


でも次買うときやはり四駆です。例え中古車でも。

気持ち的には高級車でなくて良いので四駆の軽トラの方が欲しいです。

雪道で万能を求めるならばキャタピラー付き車両しかありませんが。
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