過日Amazonで時計の補修工具セットを買いました。
電池交換の蓋開けやベルト交換の工具やベルト取り付け用ピンなどがセットになっています。
自分は安い時計しか持っていませんが、安いゆえに色んな時計を買い集めたのです。
となるとソーラ時計以外は必然的に2〜3年で電池交換が必要になりますが、お店に持って行くと安い店で1000円、1500〜2000円は当たり前だったりします。
ネットで調べると安い工具が簡単に手に入り、電池も百均で手に入りますので自分で交換しようと思い時計工具セットを買ったのです。(写真参照)
革(合成皮革)ケースに入った大変立派な中華製工具セットですが何と税込み990円でした!
工具セットもピンキリですがこれはほぼ最安値に近いながらも比較的高評価だったので選んだのです。
最初に試したのは蓋をこじ開けるタイプの時計でしたが、いとも簡単に開けることが出来て無事電池交換が出来ました。
しかし一つ気になったのはこじ開ける工具に「の」という文字が書いてあるのです。
そういうブランドではないし、気になったのでネットで調べてみると中国や台湾では今「の」の字が流行っているそうです。
もちろんこれは日本語の平仮名の「の」です。
流行る理由は「丸っこくて見た目が可愛い」ということと、「AAAのBBB」というよく使われる語句の真ん中に「の」を入れると日中文字混合ですが可愛く見えてかつ合理的だからだそうで、ネットにはこのような表記のお店が看板を出している写真もたくさんありました。
しかも日本人観光客が行かないような場所のお店でも「の」を使っているようです。
また「の」の一文字だけの「のぼり」が掲げられていたりして何の目的なのか分かりませんがとにかく「の」が流行っているのだそうです。
今回のこの工具もなぜ「の」が入っているのか分かりませんし、こじ開け工具以外は入っていないようです。
単に設計した人が一文字入れたいと思ったからなのかもしれませんね。
(ソフト技術者は余っているメモリー領域に自分や彼女、奥さんの名前を書き込んだり上司の悪口を書き込む人もいますしね。もちろんこのまま出荷されます。)
なぜかほっとすると同時に日本人として嬉しくなりました。
注意:ご自分で電池交換をされる方は「安物時計」に限って行うべきです。慣れていない素人がやるわけですから時計自体を傷つける可能性が高いし、間違っても高価なものやダイバーウオッチなど気密性の高いもの、人から預かったものに手を出してはいけませんよ。
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