北国である北海道では車にリモコンエンジンスターターを付けている人も多いようです。
ただ何%が付けているかは知りません。
なお私は付けていません。価格のほかに後述する理由のためです。
やはり冬は早めに暖房入れたくなるのは当然です。
外気温が札幌でも-3〜-10度になるのは普通ですし、車内に置いた水物(飲料、化粧水など)も一晩でカチカチに凍ってしまうほどですから。
そして冬は暖気運転も欠かせません。
「今時の車で…」と思われますが、ガラスが凍結して時には数mm以上にも及ぶ氷が張り、溶かすには暖房(デフロスター、デフォッガー)しかないからです。
市販の解氷スプレーだとまるまる一本使うこともあるので不経済です。
冬には欠かせない気もするリモコンエンジンスターターにも以下の問題があります。
●人がいないところでエンジンをかけるので、前回の降車時に例えばパーキングブレーキをかけなかった、駐車場に勾配があるなどの場所で動き出したりのトラブルもある。
(北海道では一年中パーキングブレーキをかけない人が多い。凍結すると思っているから。しかし部品の老朽化などの要因以外は凍結はしないのだが。このノリで夏もかけないのでたまに勝手に動き出す事故あり。)
●配線の不具合での故障、火災もたまにある。
実は先月札幌市内で発生し車が丸焼けになった。
取り付けを用品店に頼んでも作業者がちゃんとした教育を受けていない事も多いらしい。
●マフラー周りが除雪されていないと車内に一酸化炭素が溜まったり、排気がきちんと出来ないのでマフラーやエンジンの故障の原因になる。
●車が目の前にないのでどうしても余計な時間エンジンをかけっぱなしになるので燃料のムダも多くなる。
などです。
だから北海道の人でも装着に賛否両論があり、自動車メーカーは公式には推奨していません。
冬の北海道ではマフラー周りの除雪が必須ですし、火災も心配です。
だから私が付けない理由でもあるのです。
用品店でも経験のない(浅い)アルバイトが適当にやる事もあるらしいので余計心配です。
なお昨夕同じ駐車場のある車が無人でエンジンがかかっていたので「リモコンエンジンスターター使っているのだな。」と思ったのですが、所用を済ませ30分後に戻って来た時にもまだその車は無人でエンジンがかかったままでした。
それを見て私は「単にエンジンかけたの忘れてるな。」と思いました。
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