北海道でのテレビCMはざっと言って90数%は全国展開の会社のもので、内容も全国で共通と思われるものばかりです。
でもクルマのCMは北海道限定のものも多くあります。
北海道の地元ディーラーのものではなくて、明らかにメーカー(主導で?)が作ったと思われる北海道バージョンです。
各社共に冬は「4WDなので雪道も安心!」、夏は「広い北海道だから燃費が良くて疲れない」などが売り文句となります。
地域性を考えれば当然と言えば当然ですが、冬の広告で各社共に感じるのは「安心…」とは言いますが、ネットや雑誌広告で強調される、
「圧倒的な雪道走破性!」
みたいな広告は北海道ではあまり見ないというか控え目になります。
例えば信者的ユーザーが多くいる(近年は「いた」の方が正しいかも?)某日本メーカーの広告は「圧倒的、驚異的な雪道走破性能」とか言っていたりしますが、同社の北海道のCMではそんなに雪道走破性を強調していません。
映像的には豪快に雪道を駆け抜ける、が使われていますが広告表現としては他社のように発進が楽、冬道も安心みたいな柔らかな表現で、「どんなとこでも行ける!雪なんか恐くない!」みたいな過激な表現はありません。
会社としてもそこまで言うつもりは無いのでしょうが、一部のコアなファンはそういう風に思う人が多いので余計広告が柔らかく感じます。
他社の4WDよりも性能は良いのかもしれませんが、本当に深い雪ではキャタピラでもない限り4WDだって無力ですし、冬の北海道の道で一番問題になるツルツルの凍結ではスタッドレスタイヤを使う限りは原理的に大きな改善にはなりません。
多分凍結路面も含めて冬の北海道の道路はスタッドレスタイヤを使う限り限界は自ずと見えているのでメーカーやディーラーも北海道での広告表現は控え目にしているのかな?と思いました。
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