『アオサンゴ(青珊瑚)』
アオサンゴ科
分布 喜界島以南
八放サンゴの一種
8本の触手をもつ小さな個体がたくさん集まり硬い群体を作る
群体の形は角状、枝状、指状、拳状、箆状、塊状と様々
群体の表面は褐色、内部が青い
2020年8月、喜界島で新たな群体が見つかった→
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4392.html
体長(ポリプ径)1mm
辺野古大浦湾と言えば

チリビシのアオサンゴ群落です
北半球最大規模
ボートがないと行けません
岸からだと1時間くらいかかるらしいです
大浦湾をリクエストするダイバーの100%がチリビシのアオサンゴ群落を見たいと言い、
ガイドさんや地元船長さんも是非見て欲しいと思う場所です
根元は水深約18mで、
海底から水面へ向かって
ポーヴェ大聖堂(

)とかパイプオルガンのパイプみたいに、ドドーン!!と立ち上がっています
頂上は水深2mくらいなので、潮が引いていればスノーケリングも可能です
数年前からグラスボートが出港するようになりました
泳げなくてもチリビシに行き、その広大さと…
ぐっちゃり群れ群れの熱帯魚を見ることができるようになりました
グラスボート利用の観光客がいなければ、ダイバーを乗せてくれます
サンゴは動物です
移動できないけどね( *´艸`)
そして、ほとんどが夜行性
移動できないので、必要な栄養を摂るために褐虫藻という原始的な生き物を体内に共生させています
褐虫藻は光合成をするので、その養分をお裾分けしてもらいます
夜になると褐虫藻は寝る(?)ため、サンゴ本人が触手を開いて海中のプランクトンを捕まえます
触手の色がサンゴ本体の色で、たいがい白いです
時々、真っ昼間のお日さまサンサン

なさなか、触手を開いているサンゴを見かけます
あれはよほどお腹が空いてるんだはず
または、ヒトの目には見えない“すんごく美味しいモノ”が流れているに違いない
と思うのです( *´艸`)
たくさんのサンゴが触手を開いている様子を、
「サンゴが満開

」と言います
言い得て妙です
今回のチリビシ
アオサンゴ達、珍しく満開していました
触手を開いていない部分は表面しか見えないので茶褐色、かりん糖に似ています
所々、太陽に照らされ銀色に反射する満開アオサンゴ
とても綺麗です
写真1 アオサンゴの内部
写真2 満開のアオサンゴ
写真3 アオサンゴ群落の頂上(右のダイバーはマイイントラさん)
こんにちは
サンゴ礁は1年に1cmとか そういうレベルで成長します
群落があると言うことは、数千年前からそこに居着いたと考えるほうが自然ですね
単に人の目に触れていなかった海域だった、という事だと思います
そういう場所のほうが、海には多いです