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2020年11月24日23:30

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メリー・ポピンズ


メリー・ポピンズおもしろかった。子供心を失った大人が彼/彼女のなかに眠っていた子供の心を取り戻す、というのがディズニーらしさというコンセプトなのか。どちらにしてもこの作品、とても映画的である。はたから見れば、銀行をクビになり子供たちと腕を組んで家んなかダンスするの、とうとうイっちゃった、と思ってしまい、おまけに、メリーポピンズは、私の出番はもう終わりね、と無責任にも空へと帰っちゃいそうになるところ、元銀行員のパパと、そして家族たち、今後の生活は大丈夫か?と思ってしまったものの、頭取の息子は凧をあげながら、パパはハッピーに死んじゃった、ありがとう、重役に戻ってこい、と言うけど、こんなデタラメなハッピーエンド、やはりとても映画的である。フェリーニもブニュエルもチャップリン同様に映画的なんだ、とこの作品もまた同じ、映画なんだな、と、何か淀川長治のあの言葉が出てくるぐらい感動である。さりげなく去っていくメリーのラストも良いけれど、ストーリーもあってないようなもので、最初からバーレスクにおしまくってくるのも奥ゆかし。感動という名のエンターテイメントである、メリー・ポピンズ。



ジョンウォーターズが絶賛してるからどんだけブラックなのかも確かめたいけれど、ブレナーだから正攻法にエンタメなのかな。この作品が成功したからディズニーはアニメの実写版を次々とやりだしたらしい。気になるシンデレラ。そして眠れる森のエルファニングも。


思っている眠れる森の美女とちと違う。



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