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2020年09月21日23:52

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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス


『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
史上最高額のインディペンデント映画と言われる三部作である。20世紀フォックスもディズニーも関わっていない、ルーカスフィルムの作品である。以前はたんに連作として観たけど、久しぶりに観ると、ルーカスのイロ出ているな。圧政型社会からの逃避願望と脱出、ドラッグレース、少年のノスタルジックな成長物語。スコセッシやリンチが台頭してきた時代、ヒトがいかに悪を身体化するか、そしてそれへの抵抗、内なるものの葛藤、そうしたものからの影響と捉えたこの三部作だったけれど、今回観ると私的に見方に変化があり、カラックス、コリン、ノエはちょっと文脈が違うのでゴッチャにしてはいけないが、それらがただのピカレスクロマンではないのと同じように、この三部作もそうしたものとして観てはいけないように思える。9作全部を観ると、陰陽のバランスみたいに感じられたけれど、表さんとすることは共和国でも帝国でもなくジュダイなんだと理解でき、そんな感じで今作を観る。かつて観たときは最初の6作、なにか西洋優越主義的な見方があるのかと思ったけれど、今回のメナス観ると、最初はちょっとそう思ったけれど、最後まで観ると、そうでもないな、となる。今作においては共和制のあり方とはなにか、と、久しぶりにお仏蘭西フェチになってるので、そこに関心がいった。


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