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2019年11月17日23:01

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半世界

先日『半世界』、池島監督が今年の面白い作品と書かれていたのでレンタル。それと、女の子ふたりが主人公の作品は好きなので『さよなら、くちびる』をレンタル。でもって、サリーポッターとカンピオン。ポッターは『タンゴ・レッスン』で、カンピオンは『ホーリースモーク』。『半世界』はこの登場人物たちに感情移入できないのは、私がまだまだ人生の甘いも酸いも分かっていないのかな、やはり私は唯物論者なのか、と思ったり、いろんなハナシがこの作品には詰まってるな(無造作にではなく、ちゃんと秩序立てられラストに集約されるのでは当たり前だがある)、稲垣吾郎はスマップのときは関心なかったけれどジャニーズ辞めてからの三人は動向は気になり、香取慎吾を三谷幸喜はちゃんと起用してくれるのか、とか芸能界の甘いも酸いも見極めたいな、でも稲垣が演じる主人公とは稲垣が十代でアイドル、普通にこの主人公がやったような我々の側の日常をやっていないので稲垣はやりきれていないな、とか考えながら観ていると、ここでいう世界、それぞれにいろんな世界がある(こっちの世界はあ〜まいぞ〜、とかいうそうした区別される世界に近い、人生それぞれの甘いも酸いも苦みもある世界)から稲垣がいた世界もまた世界であり(我々が生きてる世界とは違って、一緒に司会をしていたTBSの女性アナウンサーは謎の自殺をとげたりして、もっとコアだったようにイメージするけど)、また違う世界を演じ手としてやるのは役者としては当然だな、とか、ラストのボクサー、坂本はヒューマニズムというよりやはり闘志なのか、とかいろいろ考えたけど、最終的にもピンとはこなかったのだけれど、観終わって、”映画的”という言葉が浮かび上がった途端、あぁこれは映画なんだ、と考え釈然とした。当たり前であるがこれは映画なのであり、そう考えるとき、とても完璧な映画だ、と釈然とする。そのとき、この作品やはり凄いな、とそこで気づくのであった。また観なければ、となる。

庶民を描いていたころ王手や顔までのころ好きでよく観ていたけれど、仁義なき戦いや傷だらけの天使あたりから複雑になっていき政治経済を取り上げるドラマからチンプンカンプンになり阪本順治についていけなくなっやけれど、『半世界』を観ると(作品で描かれてることにはついていけなかったとはいえ)亡国のイージスや小百合をキャストしたものら大作も観たくなってくる。『半世界』にはこれまでやってきたことの集大成も表されているのかな、となる。映画としておもしろい。


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