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2019年11月12日23:23

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ヤング・アダルト・ニューヨーク

『ヤング・アダルト・ニューヨーク』
アレン、アシュビー、アルトマン、でもってワイズマン、ペネベイカー好きにはたまらんかも。

フィクションばかりが好きだったけれど、ここ数年のあいだドキュメンタリーにも以前よりも写し取る現実的な、書きながら気付いたが、それを写実というのか、そう、写実という点で以前よりも関心を抱いてきてるけど、グローディン、スティラー、ドライバーの3世代的な年齢の開きによるドキュメンタリー映画の捉え方が、おもしろく感じられた。本質として表したいものはタイトルにあるように若い間は、的なものだけれど、ミドルエイジになったジェネレーションXスティラー、いつもの彼以上にアダルトチルドレンぶり、頑なな頑固さも加わり、すごかった。でもヒトってのはそういうもんだな、とも思わせられる。最初の方は、スティラーはオープンな性格ってよりも、ナオミワッツともども関心は寄せるとはいえそこまで感化されるのか?と、過剰に端的に、おまけに、分かりやすさが必要とされるコメディとはいえ、極端すぎるなと思ったけれど、ヒトは己が思うよりもウキウキになっちゃうのかもしれないからよしとして、それでも、後半になるにつれいろいろ考えさせる作品となる。トゥルース・ヴァーサス・ポストトゥルースというか、本人が信じるトゥルース・ヴァーサス・本人が考えるフェイクは、NYにおける数組の男女が表されるとはいえそのトゥルースのシニカルな表され方、ウディアレンならずハルアシュビーなものを、或いはシュールな人間洞察はアルトマンなところを感じながら、でも、負け組なままであるけれど現実を或る意味受け入れ主人公自身が変化するところはアレンなところを感じ、やっぱりアレンに近いのかな、となる。アレンものでも彼がドキュメンタリー映画監督を演じるもので、そのようなものがあったな、夫たち妻たちだったかな。でも、フランシス・ハもそうだったけれどバームバックの間(ま)の表し方、ウェス・アンダーソンに感じたような、それ以前にはなかったような独特なものを感じる。ハマったらきっと気持ちがよくなる感覚である。

スティラーの服が燃え火を消すドライバーはおもしろかった。人物として誠実か不誠実かはさておいて友人としては誠実なのであろう。ドライバー演じる人物の捉え方がドキュメンタリーか否かはさておいて、彼を見ながら、観ようとしていたけど次第と関心が薄れ観らずじまいの『ディザスター・アーティスト』ポストトゥルースとはなんだろうか、って点で観たくなる。







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