自分のためだけの覚書156

芸能人が政治意見を表明することに腹が立っているのではない。

知識と経緯を知らない人が、その瞬間の印象で意見を表明し、芸能人の意見と異なる意見を持つ人たちの事を「信じられない」「酷い」「やめろ」などという事に腹が立つのだ。

逆の立場に立ってみよ。貴方が今まで生きてきたこと、学んできたこと、決断するまでに至った経緯を何も知らない人から、いきなり誤った情報をもとに「信じられない」「酷い」「やめろ」などと言われたとしたら、そしてそういっている人を見たら、貴方はどう感じ、どう意見するのか。

まさに今の小島慶子自身と同じではないか。

自分の頭で考えて発言するならば、最低限、知識と経緯を知り、自分は「こういうのが理想です」「理想が達成できたと評価する基準は以下の通りです」とのべ「自分の理想達成のためのプロセスは以下の通りです」「重要視するポイントが異なると、こういう意見になります」と、論理的に述べよ。古代ギリシア人は、論理的に話さない人間の事を「バルバロイ」と呼んだ。

■小島慶子「芸能人の政治的発言は『人間宣言』。私たちはモノでも妄想の産物でもない」
(AERA dot. - 05月23日 11:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6092578