長者の万灯より貧者の一灯

どう見られるかを気に病むこともあるだろう

望みの姿でいられることなんか殆どないとしても

手に入れるためには例え愚かしく見えても為すべきことがある

お気軽に辿り着けるに越したことはないがどうにも腑に落ちない

約したことは果たされるかどうかには囚われない

課されるべきを負って進むのみだ

そうすることで得られる安らぎがある

言葉は全てを見透かしはしない

全てを味方につけても伴うべきは行動だろう

踏み出された一歩は称賛を浴びる資格がある

余すことなく容れることは出来なくとも

一欠片となれればそれでいい

熟成に必要なのは時間ばかりか

幾何かの思いが加速されていく

誰も傷つかずに済んできたきたことは一度だってない

立場はそれぞれ異なってはいても

繋がりはずっと続く

氷解されようとする屈託とは見えない鎖のようなもの

振りかざされる名分にせめて実のあらんことを願う

導きは無明の闇に迷う

往き先は何処だ