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2019年07月17日13:46

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映画4本観てきました

https://www.instagram.com/p/B0ANYm0H9xa/?igshid=181v8hd7hdn7t

今回はサロンシネマで3本、八丁座で1本、計4作品を観てきました。
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「クリムト エゴン·シーレとウィーン黄金時代」
クリムトとシーレの没後100年を記念して制作された美術ドキュメンタリーです。
内容としては19世紀末のウィーン文化全体に焦点を当てたもので、正直なところ中身は10ページ以下の小冊子1冊で纏められる程度でしかない。ここでしか見られない貴重な映像資料があるわけでなく、それどころか、意味のない無駄な映像があまりに多い。
NHKのテロップが入っていてもおかしくないぐらいNHK的な出来具合で、パンフレットもペラペラでチラシかと思う内容。
「ヒトラーVSピカソ」の美術担当者が監督をしたそうだが、それっぽい作りにしました感ありありで見てる間中なんかムカムカしてました(笑)
無駄なシーンを省いて30〜40分程度にまとめ、美術館内で無料上映というのが妥当な線かな。

「ハーツ・ビート・ラウド」
レコード店を営む元バンドマンの父と、UCLA医学部への進学を目指す娘との、家族愛と夢の物語。
利益の上がらないレコード店は月々の賃料もままならず閉店間近。1人暮らしの母は認知症の兆候がみえ度々問題を起こして呼び出される。医者を目指す娘もUCLAへの進学が決まり間もなく家を出てしまう。
そんな憂鬱な日々の中で、唯一の楽しみは娘とのセッション。娘を誘う親父のシーンがくすりと笑えて何とも微笑ましい。
ある日の親子セッション中、何とはなしに二人で作曲してみたら、良い曲出来ちゃったよコレ!状態に。娘の歌と作曲の才能に夢を見た親父は曲を勝手にネットへ投稿してしまう。さてはて、どうなることやら…。
という感じの内容自体はありふれた作品なのですが、曲が良い。もの凄く良い。
娘役のカーシー・クレモンズはミュージシャンでもあるわけなのですが、凄く良い声してます。
観に行ってない人はサントラだけでも聴くことをお薦めします。
ほんのり胸が暖かくなる映画でした。
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「クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅」
期待通りとはいかないまでも、まあまあ楽しい映画でした。フランス・アメリカ・ベルギー・シンガポール・インドの合作であったためか、いつものインド映画ほどのキレはない。
タイトル通り、憧れのパリへの旅で、宿代ケチって家具店に展示されてるクローゼットに泊まり込んだら寝てる間に出荷されてしまったよ、という話。
なかなかにバカバカしくて面白かったのですが、もっととんでもない地に送られたりすることを期待していたため、少し物足りなかったかです(笑)
イギリス以外は地中海周りだけでしたから。 
もっともっと意外性が欲しかったですね(笑)
さらりと社会問題を混ぜたり、ここかよ!と、絶妙なタイミングで入れてくる踊りはいつも通りのインド映画なのですが、真っ先に踊るのはまさかの″ネタばれ禁止″で、そこは意外でした(笑)
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「パピヨン」
アンリ・シャリエールの自伝的小説を映画化したもので、1973年に一度映画化されている。
伝説の脱獄映画と言われる1973年版は、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンという最強タッグが主演。今回、アメリカ公開時には、これを超えられるのか?というのが争点になっていたもよう。
結果として評論家たちの評価は高いものの、肝心の観客からは1973年版の記憶を消せるだけの作品にはなっていない、と言われてしまったそうです。
自分としては1973年版を見たのが子供の頃だったので、正直覚えていません。
近々UーNEXTあたりで探して見比べてみます。
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金庫泥棒が殺人の罪をきせられ、無実を訴えるも有罪、終身刑となり、脱獄を試みるという、簡単に言えばそんな話。
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主役を演じるチャーリー・ハナムの演技が熱い。ラミ・マレックはやはりというか、なぜこうもホモっぽくなってしまうのだろうか(笑)
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内容だけみると単調な作りとなっているため、いかに緊張感と緊迫感を出すかがこの映画のミソだと思うのだが、そこが今一つ足らない気がした。俳優さん達の演技はいずれも素晴らしく、名演の域に達しているとは思うのだが、方向性が違うように感じられた。
どこか物足りなさを感じてしまうのだ。
パピヨンとドガの友情めいた描写を濃く描いてるせいかもしれない。
4本目という疲れた状態で見たせいでもあるかもしれないので、もう一度じっくりと見たいかな。
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