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2021年10月22日20:16

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小説「ツナグ」辻村深月

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あらすじ
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「死者(ツナグ)」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知
できなかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、
失踪した婚約者を待ち続ける会社員・・・・・ツナグの仲介
のもと再会した生者と死者。
それぞれの想いを抱えた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。


再読である。
一生に一度でいいから、生者は死者に会いたいと思うのは世の常か。
生者は死者にあらゆる想いを抱え、それが時に枷になる。
複雑なんだよねぇ、生者は。
生者が死者に会えるという夢(ただし、条件があり)を
叶えるような作品だなぁ、と思う。
時には涙し、時には心が温かくなる、そんな作品だった。
真綿に水が染み渡るような、ジンワリとくる感動作!
読書好きならば、読んでおいた方が良い作品である。


感動 ☆☆☆☆☆
希望 ☆☆☆☆☆
おすすめ ☆☆☆☆☆
4 6

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