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2021年10月17日17:23

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小説「ミカエルの鼓動」柚月裕子

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あらすじ
手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條と、
ドイツ帰りの天才医師・真木。
難病の少年の治療をめぐり二人は対立。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
情報を手に入れたジャーナリストは、大学病院の闇に迫る。


まるで、専門の医師が書いたようなそんな印象を受けたほど、綿密で緻密。
西條は西條で「命は平等」と考えるその意思は立派で、医師の鑑。
真木は真木で命の重さを実感しているため、西條とは同じ
考えを持っているため、二人の対立が読み所かな。
そして明かされる闇に西條は苦悩。
そして、西條の出した答えとは――!?
この答えを出すまでが丁寧で、先が気になってしょうがなかったほど。

柚月先生、相変わらずしっかりとしたものを書かれるなぁ、と脱帽。
柚月先生の新境地とも言えるだろう。
綿密に取材したことが窺えたほどだ。
しばし時間を忘れ、夢中になってページを捲っていた。
約500ページあるが、全く苦にならなかったほど、大変面白かった!


圧倒 ☆☆☆☆☆
新境地 ☆☆☆☆☆
おすすめ ☆☆☆☆☆
6 2

コメント

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