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2021年07月28日20:35

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小説「テスカトリポカ」佐藤究

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あらすじ
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。
二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。
海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。
人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。


「直木賞」、「山本周五郎賞」2冠受賞の作品。
この作品に興味を持ったきっかけは、「王様のブランチ」で紹介されて、である。
圧倒的な暴力と犯罪が全面に押し出されていて、こういうのを固唾を呑んで読む、と言うのだろう。
こういうクライム・ノベルは読んだことがなかったので、その熱量に呑まれたかな。
いやぁ、何て凄い作品をこの作者は紡ぐのだろうか、とさえ思った。
奇才という名に相応しい、この作者。
550ページあったが、全く苦にならなかったほど、集中して読むことができた。
これは2冠受賞も納得だわ。
読了した時、満足感・充足感が胸を満たす――。


暴力 ☆☆☆☆☆
犯罪 ☆☆☆☆☆
熱量 ☆☆☆☆☆
おすすめ ☆☆☆☆☆
7 0

コメント

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