mixiユーザー(id:25251822)

2021年05月08日21:25

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小説「ツナグ」辻村深月

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あらすじ
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「死者(ツナグ)」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母にがん告知できなかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員・・・ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。
それぞれの思いを抱えた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。

死者と生者が一回だけ邂逅できるというのが、興味深く読めた。
自分だったら誰と会いたいのだろう?と、考えながら読んでいた。
時には優しく寄り添い、時には前に進めるよう激励する、と印象深かった話ばかり。
女性作家らしい繊細な描写だからこそ、こういう作品が生まれるんだな、と脱帽。
再読したい作品がまた増えたなぁ〜。


おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 
繊細度 ☆☆☆☆☆ 
8 7

コメント

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