mixiユーザー(id:25251822)

2021年02月26日19:09

49 view

小説「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」歌田年

フォト

あらすじ
どんな紙も見分ける男・渡部が営む紙鑑定事務所に、ある日「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が浮気調査を依頼してきた。
手がかりはプラモデルの写真一枚。
調査の中で彼は伝説のプラモデル造形家・土生井と出会い、意外な真相にたどり着く。
さらに翌々日、行方不明の妹を探す女性が、妹が残したジオラマを持って訪ねてくる。
調べるうちにそれが大量殺人計画を示唆していると判明し――。

「このミステリーがすごい!」大賞・大賞を受賞し、本作がデビューの作品。

いやぁ、紙に造詣がある人物が事件の真相を追う、という点が面白いし、プラモデル造形家が名探偵よろしく活躍するという点が興味深く読めた。
この作者、ジオラマに対する造詣が深いなぁ、と感服したくらい。
紙にもさまざまな種類があって、触っただけでそれがどんな種類の紙なのかと蘊蓄を語る渡部が斬新で新鮮。
後半アクションが多めで、この展開も良かったなぁ。
ストーリーに一目惚れし、購入して読了したわけだが、一目惚れして正解!
読み応えのあるミステリーをお探しなら、本作は打ってつけ!


おすすめ度 ☆☆☆☆☆


3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する