あらすじ
山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。
救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。
だが翌朝、吊り天上で圧死した彼女が発見された。
これは事故か、殺人か。
葛城は真相を推理しようとするが、住人と他の遭難者は脱出を優先するべきだと語り――。
タイムリミットは35時間。
生存と真実、選ぶべきはどっちだ。
僕って優秀な助手だねぇ。
しっかりと葛城を正しい方向に導くのだから――。
吹雪の山荘ならぬ、火事の山荘でタイムリミットが仕掛けられているため、ドキドキしながらページを捲っていた。
タイムリミットがあるだけで、ハラハラ感が増すね。
しっかりがっちりと本格ミステリだったため、久方ぶりに読み応えを感じた。
読了時には、ほろ苦さを感じた。
ミステリファンは必読かな。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
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