あらすじ
奇妙な「二人だけの孤独と自由」を過ごす中で、恒一と鳴、二人の距離は徐々に縮まっていく。
第二図書室の司書・千曳の協力を得つつ、〈現象〉の謎を探りはじめるが、核心に迫ることができないままに残酷な”死”の連鎖はつづく・・・・。
夏休みに入ったある日、発見される一本の古いカセットテープ。
そこに記録されていた恐ろしき事実とは!?
いやぁ、カセットテープというのが時代を感じるなぁ。
器機がなければ、再生できないのだから、デッキを持っていた望月はある意味幸運かも。
そこで明かされた事実。
松永氏は偶然とはいえ、災厄を止めたのだから、偶然が必然になったのかもね。
「誰が死者なのか」?と先が気になってしょうがなかった。
そして明かされる死者・・・・。
思わず泣いてしまった程だよ!
〇〇にとっては、あまりにも過酷な真実。
そして、〇〇は覚悟を決めて・・・・。
何度読み返しても、明かされる部分で辛くなってしまう。
泣けるホラー・ミステリで、綾辻さんの代表作の一つとなることは間違いないだろう。
再読に耐えうる名著。
ミステリを愛する者なら、一度は読んでほしいもの。
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
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