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2020年09月22日19:46

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小説「西由比ヶ浜の神様」村瀬健

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あらすじ
鎌倉に春一番が吹いた日、一台の快速電車が脱線し、多くの死傷者が出てしまう。
事故から二ヶ月ほど経った頃、嘆き悲しむ遺族たちは、ある噂を耳にする。
事故現場の最寄り駅である西由比ヶ浜駅に女性の幽霊がいて、彼女に頼むと、過去に戻って事故当日の電車に乗ることができるという。
遺族の誰もが会いにいった。
婚約者を亡くした女性が、父親を亡くした青年が、片思いの女性を亡くした少年が・・・・。
愛する人に再会した彼らがとる行動とは――。

愛する人を突然亡くした遺族の悲しみはいかばかりか――。
生きる現実を見失ったことだろう。
遺族はある噂を耳にし、それに縋る。
愛する人にもう一度会いたい、と願う。
これはそんな彼らの停滞から再生の物語――。
とても丁寧にテーマの再生が描かれていたのが良かった。
すんなりと感情移入できて、所々泣いてしまったほど。
未読ならば、是非読んでほしい傑作。
きっと暖かな涙が頬を伝うことだろう。
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