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2020年07月03日18:32

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小説「西由比ヶ浜駅の神様」村瀬健

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あらすじ
鎌倉に春一番が吹いた日、一台の快速電車が脱線し、多くの死傷者が出てしまう。
事故から二ヶ月ほど経った頃、嘆き悲しむ遺族たちは、ある噂を耳にする。
事故現場の最寄り駅に女性の幽霊がいて、彼女に頼むと、過去に戻って事故当日の電車に乗ることができるという。
遺族の誰もが会いにいった。
婚約者を亡くした女性が、父親を亡くした青年が、片思いの女性を亡くした少年が・・・・。
愛する人に再会した彼らがとる行動とは――。

愛する人を亡くした遺族の心境を思うと、心が張り裂けそうになる。
時が止まったまま。
もう一度会いたいと思うのは、人としての性だろう。
最期のお別れができなかった遺族たちの心の救済的作品だな、と思った。
読んでいて、涙が止まらなかったほど、感銘を受けた。
中々素敵な作品だなぁ。
心に染み入る作品で、あらすじに惹かれて購入してよかった。
凄くおすすめな作品。
一人でも多くの人に読んでほしい傑作。
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