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2020年07月01日20:34

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小説「屋上のテロリスト」知念実希人

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あらすじ
一九四五年八月十五日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本はその後、東西に分断された。
そして七十数年後の今。
「バイトする気ない?」学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていく!

ポツダム宣言を受諾しなかった未来、というのが面白い。
日本が東西に分断したから、さぁ、大変!

彰人が死に憧れるという点が興味深い。
死に憧れ、いざ飛ぼうと思ったら、沙希の邪魔が。
流されつつ、受諾する彰人。

沙希が「セーラー服は戦闘服」だとこだわるのも分かる気がする。
沙希の頭の中には、壮大な計画があり、お偉方を翻弄する様が痛快。

再読に耐えうる作品だった。
オススメ。
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