あらすじ
高校の美術部に所属する早希子は、クリスマス・イヴの夜、自分の宛名のみが書かれたはがきを手にする。
翌朝、早希子は信じがたい光景を目にする。
机に置いてあったはがきが折り紙のように「猿」の形に折られていったのだった。
早希子にはその「猿」に見覚えがあった。
一〇ヵ月前に亡くなった同級生、和志が折った「猿」ではないか・・・・。
折り紙小説である。
中々折り紙にスポットを当てるなんてないよ。
早希子は最初は戸惑うが、徐々にその環境に馴染む。
和志のことをよっぽど大切に思ったのだろう。
絆が深く、感情移入しやすかった。
瑞々しいまでの青春小説。
是非映像化してほしい作品だ。
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