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2020年03月28日15:25

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小説「罪人の選択」貴志祐介

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内容紹介
「夜の記憶」――本格デビュー前に書かれた作品。水生生物の「彼」は、暗黒の海の中で目覚め、「町」を目指す。一方三島暁と織女の夫婦は、南の島のバカンスで太陽系脱出前の最後の時を過ごす。

「呪文」――『新世界より』刊行直後の発表。文化調査で派遣された金城は、植民惑星『まほろば』に降り立った。目的は、この惑星で存在が疑われる諸悪根源神信仰を調べるためだ。これは、集団自殺や大事故などを引き起こす危険な信仰で、もしその存在が認められたら、住民は抹殺される。金城は『まほろば』の住民を救おうとするが……。

「罪人の選択」――1946年8月21日、磯部武雄は佐久間茂に殺されようとしていた。佐久間が戦争に行っている間に、磯部が佐久間の妻を寝取ったからだ。磯部の前に出されたのは一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。もしどちらかを口にして生き延びられたら磯部は許されるという。果たして正解は?

「赤い雨」――新参生物、チミドロによって地球は赤く蹂躙された。チミドロの胞子を含む赤い雨が世界各地に降り注ぎ、生物は絶滅の危機にあった。選ばれた人間だけが入れるドームに、成績優秀のためスラムから這い上がった橘瑞樹は、不可能と言われた未知の病気RAINの治療法を探る。

SF寄りな話が3篇。
本作を読むまでは、SFはとっつきにくい印象があったが、この作品は読みやすかった。
表題作の「罪人の選択」は二者択一を迫る内容で、どっちが毒だろうか?と考えながら読んでいた。
「赤い雨」はパンデミックによる人間の本性を描いた作品なため、濃い話だった。
SFでお腹が膨れた感があり、充実した短編集だった。
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