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2019年12月06日17:34

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小説「あの冬、なくした恋を探して」いぬじゅん

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あらすじ
高校時代、最愛の恋人と衝撃的な悲劇により別れて以来10年、仕事一筋で生きてきた玲奈。
ある日、親友に無理矢理つれていかれた婚活パーティーで、玲奈は容姿端麗な青年・ハルと出会う。
しかし突然「君は性格がブスだ」と言われてしまう。
ショックを受ける玲奈に、「君の性格を僕が変えてあげる」と言い放つハル。
そして玲奈に手渡したのは、なぜかクロネコのぬいぐるみだった・・・・。

玲奈の時は止まったままだ。
婚活パーティーでもよそよそしい態度を取る。
「それが性格ブスだ」と言い放つハル。
ハルが手渡してくれたクロネコのぬいぐるみは何とAI。
そのクロネコのクロスケは事あるごとに玲奈にアドバイスをする。
少しずつ変わる玲奈。
クロスケと話すことにより、止まった時が動き出す――。
停滞から再生を見事に描ききっている。
玲奈の心情の変化の過程が丁寧だ。
中々良いものを書かれる。
やはり、いぬじゅん先生は目の付け所が違う。
読後感は爽やか。
オススメ。
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