小説「チョコレート・コンフュージョン」星奏なつめ

あらすじ
バレンタインですら残業の、仕事に疲れたＯＬ千紗。お気に入りのハイヒールが折れ、泣きっ面に蜂な千紗を救ったのは、理想の王子様ーーではなく、凶悪な目つきから社内で殺し屋と恐れられる龍生だった。
千紗はお礼のつもりで義理チョコを渡すが、勘違いした龍生に交際を申し込まれてしまう。
「断ったら殺される!?」
命の危険を感じた千紗は、偽の恋人になることに。だけど強面の龍生が提案してきたのは、なぜか交換日記で!?

たまには、恋愛小説もいいものですね
なんだか、幸せに当てられました。
龍生の設定がふんだんに活かされています。
強面で口下手ーー。
その外見からは想像できないような、実は誠実で真面目な男性なのです。
ただ、誤解されるだけで。
その龍生にも漸く春がやってきたのです。
まるで我が事のようでした（苦笑）

最初は千紗は誤解していましたが、龍生と交換日記やデートを重ねる内に、すっかり龍生の虜になってしまいました。
彼の内面に惹かれたというのが、非常に良かったですね
「運命の相手はひょんなことから現れるんだよ」と言うのが本作が言いたかった事です。

中々優れた恋愛小説でした