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2020年08月28日22:26

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中身のない長期政権

コロナという国難の状況での辞任は普通無い。

日本では政治主導ではなく医療現場や自治体、国民主導でコロナを抑えてきた感がある。
海外では自粛ができない結果、蔓延させたケースも多かったが、日本はおかしな一部の団体を除けばほとんど無かった。
我慢強い国民性はあるだろう。

我慢強いと言えば、内閣支持の理由も興味深い。
安倍政権の支持率はコロナになってから3割台前半に落ち込んでいるが、それよりも落ちない傾向がある。支持の理由も積極的ではなく「他にいないから」という消極的なものである。取り敢えずチェンジではなく、現状を前提に国民主体で頑張る我慢強さがある。

不祥事でいえば、モリ・カケ・サクラといった一連の疑惑に加え、党内議員では閣僚経験者や主要政策の中核議員から逮捕者が出るという異例な事態。首相に近いと言われた検察官も主要なマスコミ関係者と共に事実上の犯罪行為を行って消えた。
総理はしばしば「民主党」と比較するが、少なくとも民主党時代に閣僚経験者の逮捕者は出ていないので、それ以下であったといえよう。
ここまでインチキが行われていたにもかかわらず追い込めなかった野党の脆弱性や、マスコミの弱体化は問題だろう。

政策を見ても、アベノミクスを実感できない人は多いだろうし、非正規雇用等の問題は解決していない。少子高齢化に歯止めはかからず、女性が活躍したと言えるかも大いに疑問だ。少なくとも格差は広がったといえよう。

消費税は上がり、就労人口の減少と高齢化に伴い医療費や生活保護世帯も増加傾向だ。生活保護費の内訳も医療費が多く、年金受給額の少ない高齢世帯が占める現状からすれば、若者が高齢者を支えきれない状況は解決されていない。

安倍総理が得意とされる憲法改正は進まず、リベラル系主導では解決の難しいと言われる拉致問題や北方領土問題も解決していない。
元々弱いとされる中国・韓国といった近隣諸国との関係は悪いままだ。

実績は無いが「とりあえず最長記録を達成した」という安倍政権は終わりを迎える。
長い割には中身は無く、側近たちが甘い汁をすすった悪政のイメージはぬぐえない。
時代劇のようである。
次は結果を出せる政治家が現れることを期待する。

■再び辞任、にじむ悔しさ=「痛恨の極み」目潤ませ―安倍首相
(時事通信社 - 08月28日 21:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6211645
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