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日記一覧

「新実存主義」
2020年02月18日20:22

読書日記「新実存主義」マルクス・ガブリエル 著(岩波新書)無世界主義で話題の著者が心腦問題の自然主義に対して反論。その限界とこれからのあたらしい哲学を提案する。心や意識が腦のどこにあるのか、心とは腦の働きとして全て物理的に置き換えられるもの

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「犬と負け犬」
2020年02月13日21:02

読書日記「犬と負け犬」ジョン・ファンテ 作(未知谷)成人した3男1女を持つ脚本家の主人公と妻。ある雨の日どこからきたのか1匹の汚れた大きな秋田犬がやってきて住み着くようになる。このバカ犬をめぐる子供達の巣立ちと夫婦の物語。はじめてファンテを読

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読書日記「ベスト・オブ・ドッキリチャンネル」森茉莉 著(ちくま文庫)1979〜1985年にわたって書かれた人気のテレビ番組批評から選りすぐりを編集。森茉莉最後のエッセイ。もちろん私も同時代を生きた番組群なのだが、私自身はあまりテレビを見るほうではな

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読書日記「シュルレアリストのパリ・ガイド」松本完治 著・編・訳(エディション・イレーヌ)ブルトン中心にシュルレアリスム運動最盛期の軌跡をMAPを見ながら振り返るパリ案内。当時の写真も豊富に、地図をくりかえし掲載して追いかける珍しくも楽しい一冊

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読書日記「アラバスターの壺/女王の瞳」ルゴーネス幻想短編集ルゴーネス 作(光文社古典新訳文庫)ラプラタ幻想文学の源流、アルゼンチン文学の巨匠ルゴーネスの短編集。ボルヘスやコルタサルに先んじた書き手だが、両者ともやや苦手な自分としてはどうか…

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「青きドナウの乱痴気」
2020年01月28日20:31

読書日記「青きドナウの乱痴気」良知力 著(平凡社ライブラリー)去年阿部謹也を読んで面白かったので、良知力も読んでみた。1848年ウィーンに吹き荒れた革命と反革命の嵐を、当時暮らしていた民衆の視点から描いた社会史の傑作。まず当時のウィーンの街の構

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「演劇とその分身」
2020年01月21日20:16

読書日記「演劇とその分身」A・アルトー 著(河出文庫)60・70年代日本の前衛演劇界に多大な影響を与えた本書は、その世界の人々にとっては今更ながらの古典であろうが、私のように演劇・舞台芸術に縁のない人間にとっては、とりあえずアルトーの思想に知識

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読書日記「とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢」ジョイス・キャロル・オーツ 作(河出文庫)著者自選短編集。「ミステリ/ホラー/ファンタジーの垣根を越えて」という謳い文句で幻想文学的なものを期待したが、まっとうな通俗小説だった。文章は人物の

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「第四の手」
2020年01月16日20:24

読書日記「第四の手」(上・下)ジョン・アーヴィング 作(新潮文庫)主人公パトリックはゴシップTV局のレポーター。サーカス取材中にライオンに左手を食いちぎられ、その様子が全米に生中継されてしまう。屈指の技術を持つ変人外科医によって左手の移植手術

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「生きている兵隊」
2020年01月14日20:14

読書日記「生きている兵隊」石川達三 作(中公文庫)自分が青少年のころ書店には必ず並んでいた石川達三の文庫本。それもすっかり見なくなって、もう忘れられた作家になってしまったのかもしれない。そんな思いを持って初めて読んだが、見事な社会文学の傑作

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読書日記「ロミオとジュリエット」シェイクスピア 作(新潮文庫)福田恆存の訳で新潮文庫のシリーズを読んできたが、今回は中野好夫訳だった。これまた古風な味わいがあるが、古き昭和の東京下町言葉の面影を感じる。もともとセリフが大げさなのは仕方がない

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「タテ社会の人間関係」
2020年01月12日21:25

読書日記「タテ社会の人間関係」中根千枝 著(講談社現代新書)刊行から50年のベストセラー。実はこの本は母親のお気に入りで、ずっと実家の棚にあったのだが、今回初めて買って読んだ。きわめて理路整然とわかりやすく日本社会の基礎構造を解き明かして納得

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「富士日記を読む」
2020年01月11日20:45

読書日記「富士日記を読む」中央公論新社 編(中公文庫)武田百合子「富士日記」に関する感想・書評・帯文・解説などと、百合子・泰淳のエッセイを集めて構成した一冊。小川洋子、川上未映子、島尾敏雄ら作家や担当編集だった安原顯、村松友視の文章も

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「呪われた詩人たち」
2020年01月08日21:11

読書日記「呪われた詩人たち」ポール・ヴェルレーヌ 著(幻戯書房ルリユール叢書)ランボー、マラルメ、コルビエールなど、ヴェルレーヌ自身を含む同時代の見捨てられた詩人たちの紹介。ヴェルレーヌはこんなプロデューサー的な仕事する人だったんだと思った

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「時間は存在しない」
2020年01月06日20:14

読書日記「時間は存在しない」カルロ・ロヴェッリ 著(NHK出版)数式を使わず一般向けに書かれた科学エッセイなどはよく読んだが、これほど驚いた本はない。まさに目からウロコの一冊。しかし素直に言って自分が理解できているとはとても思わない。4光年離

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読書日記「ドクター・マリゴールド」朗読小説傑作選チャールズ・ディケンズ 作(幻戯書房ルリユール叢書)自作を朗読用に短く編集し、晩年に至るまで公開朗読公演を続けたディケンズ。朗読と言っても2時間以上一人でしゃべり続けるのだからたいへんだ。彼の

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読書日記「消えた国 追われた人々」ー東プロシアの旅池内紀 著(ちくま文庫)2014/11/21の読書日記に書いたギュンター・グラス「蟹の横歩き」。東プロシアからの避難民を乗せた客船グストロフ号が、ソ連潜水艦の魚雷を受けて沈没する実話をもとにした小説だ

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「文豪の女遍歴」
2019年12月26日19:29

読書日記「文豪の女遍歴」小谷野敦 著(幻冬舎文庫)文士の姦通に関する本を読んだので、続けてこちらも読んでみた。62名もの近・現代作家の醜聞を憶測も含めて紹介。下世話な趣味をあえて選んで編まれたデータベース的な一冊。62名も登場するので、一作家あ

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「文士と姦通」
2019年12月23日19:57

読書日記「文士と姦通」川西政明 著(集英社新書)姦通という言葉も近年はあまり聞かなくなったが、日本近代文学のなかでは多く描かれた姦通小説。作品の背景にあった作家自身の不倫関係を解説。自然主義の伝統のあるせいか、私小説ならずとも自身の体験をモ

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「カストロの尼」
2019年12月18日19:41

読書日記「カストロの尼」スタンダール 作(角川文庫)大量に入手した古写本を繙いて実話を解説する形で書かれたスタンダールの「イタリア年代記」シリーズ。以前読んだ岩波文庫の短編集「ヴァニナ・ヴァニニ」と重なっていない作品「カストロの尼」「ヴィッ

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「悪について」
2019年12月16日19:31

読書日記「悪について」エーリッヒ・フロム 著(ちくま学芸文庫)「ネクロフィリア」「ナルシズム」「近親相関的固着」人間を衰退へと導くもっとも危険な三つの精神疾患について語られる。「ネクロフィリア」は死を愛することであり、破壊・暴力的支配・殺人

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読書日記「異説ガルガンチュア物語」フランソワ・ラブレー 原作谷口江里也 作ギュスターヴ・ドレ 絵(未知谷)15世紀の作家ラブレーが描いた楽園王国の王子大巨人ガルガンチュアの風刺と諧謔に満ちた物語。のちに19世紀の画家ドレが258点もの挿画をつけて

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「夢の軌跡」
2019年12月07日21:10

読書日記「夢の軌跡」アンドレ・ブルトン 編(国文社)1970年刊行のセリ・シュルレアリスム2 「アンドレ・ブルトン収集によるテクストと挿画からなる”夢”にささげられた手帖」夢にまつわるあれこれをシュルレアリスム詩やフロイト学説研究家のエッセイ、

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「シモーヌ」vol.1
2019年12月05日21:10

読書日記「シモーヌ」vol.1特集:シモーヌ・ド・ボーヴォワール(現代書館)「雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック」創刊号。巻頭特集は70年後の「第二の性」ということでボーヴォワールの紹介だが、とっても面白い。「人は女に生まれるのではない、女に

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読書日記「ジュリアス・シーザー」シェイクスピア 作(新潮文庫)いつもどおり登場人物はやたら多いが、しっかり無駄なく作り込まれた印象がある。短い作品ということもあってか脱線もなく、よく知られた歴史的事実通りに順を追って進む。セリフはやや堅苦し

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読書日記「偉大なる時のモザイク」カルミネ・アバーテ 作(未知谷)アルバニア系住民が多く暮らすイタリア半島長靴の底。500年前オスマントルコの迫害を逃れてアルバニアからパパス(聖職者)の指導のもとにアドリア海を越えた人々がいた。村を作り自分たち

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読書日記「白鳥古丹(カムイコタン)」吉田一穂傑作選(幻戯書房)帯文に「極北に屹立した絶対詩人」とあるが、まさにそのとおり。吉田一穂の随想集。私はけっして詩魂のあるものではないが、なんとなくその硬質な風情に捨て置かれないものを感じていた吉田一

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「電信柱と妙な男」
2019年11月21日20:59

読書日記「電信柱と妙な男」小川未明 作(平凡社ライブラリー)童話・小説・エッセイなど膨大な作品を残した小川未明。同じ東雅夫編のちくま文庫文豪怪談傑作選「小川未明集」以来ひさしぶりに読む。本書は『妖魔たち』『娘たち』『少年たち』『北辺の人々』

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