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2020年05月28日13:20

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エッセイ集584:「コロナよりも病める国家財政」

<コロナよりも病める国家財政>
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新型コロナウイルスの対策として、政府が事業規模234兆円の補正予算(一次+二次)を決定しました。

そして安倍内閣は、それは日本のGDP 540兆円の約40%という世界でも類を見ない規模であると誇示しています。

一方で、そのための財源として、2020年度の国債発行額は90兆円を上回ることになるそうです。

その国債はというと、発行残高は約1050兆円と日本のGDPの約2倍となってしまっています。そして、そのうち日銀が約500兆円、保険・年金基金・公的年金が約300兆円で合わせて75%を占めており、その流動性は著しく低下しています。

すると新型コロナウイルスの対策のために90兆円の国債を発行しても、放っておく買い手がつかなくなり、国債の金利が上昇して政府としても取返しのつかないことになります。

そこで日銀は発行済みの国債を市中から買い取ることで大量の現金を市場に流して(=大幅な金融緩和)、金融機関などに新規発行の国債を買い取らせることになるということは容易に推測できます。

かくして結果的には、「政府が発行する国債を日銀がお札を刷って買い取る」という異常事態が悪循環することになり、日銀は国債という回収不能の不良債権を日本のGDPに相当する額を抱えた中央銀行となっていきます。

かくして「自分で自分の尻尾を食べる蛇」、あるいは「エネルギーを与えない永久運動」を実現しようとしている政府と日銀は、コロナの重症患者よりはるかに重篤のようです。

そしてそれはすなわち日本国民が、特にこれからの世代の国民が、経済的に重篤な状態を迎えることを意味しているのではないでしょうか。
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