『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』

　10日火曜日はTOHOシネマズ泉北に於いて『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』を観ました。
　https://kimetsu.com/anime/

　吾峠呼世晴(ｺﾞﾄｳｹﾞｺﾖﾊﾙ)の漫画で、TVアニメにもなった作品の続編です。

　時は、大正時代(1911〜26)初期、“鬼”と呼ばれる凶悪なテロリストグループが跳梁跋扈(ﾁｮｳﾘｮｳﾊﾞｯｺ)する日本が舞台です。

　“鬼”に対して、内務省や帝國陸軍は直接関与する事は避け、“鬼殺隊”と呼ばれる民間軍事会社に対応を委ねています。

　徳川幕府が新選組にテロリスト退治を委ねたのと同じ手法ですね。

　コイツがテロリストグループの総帥です。書記長ですね。ww

　書記長は“恐怖”で党員を支配しており、幹部クラスの者でも、ノルマを果たせなかったり、無能と判定されると、アッサリ粛清されます。

　“テロリストグループの幹部は12人おり、十二鬼月(ｼﾞｭｳﾆｷﾂﾞｷ)と呼ばれます。中央政治局員ですね。ww

　十二鬼月の上位六人は上弦(ｼﾞｮｳｹﾞﾝ)、下位六人は下弦(ｶｹﾞﾝ)と呼ばれます。上弦が中央政治局常務委員ですね。ww

　コイツラは党中央の武闘路線に反発して合法路線に転じた反党分子です。

　主人公のガキは、家族の大半をテロリストに殺戮され、唯一生き残った妹もテロリストの一味と化してしまいます。

　そこで、何とか妹を転向させるべくジタバタする…ってストーリーです。

　TVアニメでは原作全23巻のうち、第７巻の途中までが描かれました。

　劇場版公開に先立ち、フジテレビで10月10日に第１話から第５話までの『兄妹の絆』、10月17日に第15話から第21話までの『那田蜘蛛山(ﾅﾀｸﾞﾓﾔﾏ)編』が放送されました。

　『那田蜘蛛山編』は党内序列第12位の中央政治局員が率いる山岳パルチザンに対する包囲討伐戦を描いています。

　関西テレビでは金曜19時枠で第６話以後を２話ずつ放映中です。第15話から第21話も再放送されます。

　劇場版では、夜行列車でオルグを繰り返す党内序列第７位の中央政治局員を誅する作戦が描かれます。

　幸徳秋水や大杉栄も“鬼”だから誅されたんでしょうね。ww

　そして、鬼退治のために治安維持法が制定され、鬼殺隊は晴れて直参(国家公務員)となって特別高等警察が結成されるのかな。ww

　要するに、この作品はアカ狩を正当化する世論を醸成するための宣撫工作映画なのです。ww
　某国首相も、国会で「全集中」と言って、それを示唆しています。ww