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2020年11月22日04:02

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香芝紀行13 白山姫神社 / おおさか東線

 1日日曜日は尼寺(ニンジ)廃寺跡を訪れた後、西隣の白山姫(シラヤマヒメ)神社〔村社〕にも足を向けてみました。ここは北葛城郡王寺町エリアになります。
 https://www.google.co.jp/maps/@34.574122,135.699784,20z
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 貞観3(862)年創建と伝わる古社で、東側に隣接する香塔寺とは神仏習合の関係にあり、境内の春日社殿前西側の灯籠は貞享4(1687)年に「畠田村 香塔寺氏子中」によって奉納された物です。元禄9(1696)年の石灯籠には白山権現御神前と刻されています。一の鳥居は、天保2(1831)年に現天理市域の人々や大坂の商家等が送迎(ヒルメ)太神宮に奉納した物で、送迎太神宮の撤去後に移築されたと考えられます。なお、石段にも「送迎太神宮道」と刻銘された道標が半砕された上で転用されており、送迎太神宮の遺品が残されています。送迎太神宮とは、伊勢参宮の盛り上がりへ便乗して、送迎の地名のあった当地に天保元(1830)年に大日孁貴神(オオヒルメモチノカミ)、即ち天照大神(アマテラスオオミカミ)を祭って創建された神社です。西方の明神山頂(標高273.6m)一帯に内宮(ナイクウ)・外宮(ゲクウ)・宇治橋等も備えて「ミニ伊勢神宮」の様な物となり、多くの参拝客を集めて活況を呈しましたが、伊勢神宮の了解を得ないまま勝手に作られた物だったため、翌年、郡山藩が焼き払ってしまいました。
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 本殿は神明造(シンメイヅクリ)ですので、送迎太神宮との関連が窺えます。
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 この後、奈良交通バスの畠田8丁目BS1626時発の王寺駅南口行バスに乗車して、1637着の終点で下車しました。
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 王寺駅はJR関西本線と和歌山線の分岐駅であり、近鉄生駒線・田原本(タワラモト)線も乗り入れる一大ターミナルです。
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 王寺始発の1655時発JR難波行413K快速に乗車しました。車両は201系で、最近の関西では珍しいロングシート快速です。
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 1707時着の久宝寺で下車し、おおさか東線に乗り換えます。この線に乗るのも今回の旅の重要な目的だったのです。
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 おおさか東線は、新大阪―久宝寺間20.2kmを結ぶ路線で、このうち神崎川信号場―久宝寺駅間は片町線の貨物支線である城東貨物線を改良の上で旅客線化した物です。
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 平成20(2008)年に放出(ハナテン)―久宝寺間が開業し、新大阪―放出間は平成31(2019)年3月16日に開業しました。私は、この新大阪―放出間にまだ乗っていなかったのです。
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 久宝寺1908時発新大阪行2509S電車に乗り込みました。車両は201系です。
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 終点新大阪へは1944時に到着しました。駅名表示板は《←西九条 南吹田→》となっていました。令和5(2023)年にうめきた地下駅が開業すると、そちら方面へ乗り入れる構想があるので、その布石っぽいですね。
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 なお、この日に行き残した香芝市内の社寺・史跡があったので、後日、再訪する事になります。
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