市川紀行24　崎陽軒本店　／　YCAT

　５日日曜日は1858時にJR横浜駅に到着後、崎陽軒(ｷﾖｳｹﾝ)本店で、横浜在住の美女なっしーサンと会食しました。
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　シウマイ弁当で有名な崎陽軒は、明治41(1908)年に四代目横浜駅長の久保久行が、退職後の職業として初代横浜駅(現；桜木町駅)での営業許可を、妻の久保コトの名義で取得、駅構内で雑貨・餅・サイダー等の販売を始めたのが始まりです。久行は長崎出身だったため、長崎の漢文風の別称である「崎陽」を店名にしました。実際の営業は、久行の娘婿である野並茂吉がかつて働いていた水了軒の松塚孫三郎が行いました。
　大正４(1915)年に横浜駅が現高島町駅付近に移転したのを機に、崎陽軒は他の２社の合同で、匿名組合崎陽軒を設立し、野並茂吉が支配人に就任しました。
　大正12(1923)年に匿名組合は解散されて、合名会社崎陽軒に移行しています。
　昭和３(1928)年に横浜駅は現在地に移転しますが、その際、具材の豚肉に干しホタテを加えた横浜名物崎陽軒の「シウマイ」を開発・発売する事になりました。
　昭和16(1941)年には横浜駅前支店を改組して株式会社崎陽軒食堂を設立しますが、昭和23(1948)年に合名会社崎陽軒と株式会社崎陽軒食堂を合併して、株式会社崎陽軒が設立され、代表取締役社長に野並茂吉が就任しました。
　昭和25(1950)年からは、若い女性従業員に赤いチャイナドレス風の衣装にミス・コンテスト受賞者と同じ襷(ﾀｽｷ)を付けさせて横浜駅ホームでシウマイ販売をさせるシウマイ娘を登場させ、話題を呼ぶ事になりました。
　そして、昭和29(1954)年に「シウマイ弁当」の発売が開始されて人気を博し、翌年、横浜駅東口にシウマイショップが建設され、昭和61(1986)年に本社ビル「ヨコハマ・ジャスト１」に生まれ変わったのです。
　崎陽軒本店では、二階に中華料理の嘉宮とイタリア料理の「イルサッジオ」、一階に本店ショップと喫茶店「アボリータム」、地下にビールレストラン「亜利巴″ 巴″」が入っています。

　私がなっしーサンと待ち合わせたのは「亜利巴″ 巴″」で、横浜駅から地下街経由で行く事が出来ました。250席もある広々とした店ですが、この日はガラガラでした。

　先ずはビールで乾杯です

　当然、真っ先にシウマイを注文しました。最近、崎陽軒のシウマイは頭頂部にグリーンピースが載らなくなっているんですが、グリーンピースは餡自体に混ぜられているそうです。なお、シウマイに使う干貝柱は北海道宗谷郡猿払(ｻﾙﾌﾂ)村産です。弁当の冷めたシウマイと違って、出来立ての暖かいシウマイは絶品でした。

　シーザーサラダです。

　本格派のウインナー「粗挽き＆チョリソー」です。

　海老のチリソースです。

　チーズセットです。

　白ワインも飲みました。

　〆はチャーハンです。

　デザートはソフトクリーム。美味しかったですが、コーンが脆くて砕けてしまい、手がベトベトになってしまいました。

　食後、なっしーサンをJR改札口まで送りました。

　それから、夜行バスの出るYCAT(ﾜｲｷｬｯﾄ)へ向かいました。地下からも行けるんですが、横浜駅舎の撮影をするため陸橋を利用してみました。

　YCATとは、横浜シティ・エア・ターミナルの略称で、横浜スカイビル一階にある、成田国際空港・東京国際空港へのリムジンバスや高速バスが発着するターミナルです。

　昭和54(1979)年に神奈川区大野町のポートサイド公園の隣地にオープンし、当初は成田空港行のバスのみが発着していましたが、JALやANAのカウンターも設けられて空港業務も行われていました。
　平成８(1996)年に現在地に移転してからは横浜駅と地下街で結ばれた便利さから利用者が増え、羽田空港行や各種の高速バスも発着する様になりましたが、航空業務は平成23(2011)年に廃止されています。

　横浜スカイビルは美しいイルミネーションで彩られていました。

　そごう横浜店が入る隣の横浜新都市ビルとの間のテラスのイルミネーションも綺麗でした。

《続く》

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