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2020年01月25日17:42

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公民館の野鳥講座「冬編」

地元公民館の野鳥講座のお手伝いに行ってきました。
講座名は「四季を感じる近郊の自然散策」
季節ごとに1セット2回、計8回の実施です。
「春編」は4月27日の日記、「夏編」は7月18日の日記、「秋編」は10月26日の日記に、それぞれ掲載しました。

今回は、最後の「冬編」、第1回目が1月18日、第2回目は今日、1月25日でした。

1月18日「冬編」第1回目は、いつも通り、まずは室内での説明。
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今回は、求愛行動や子育てなどについて、ざっと説明しました。
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カワセミが求愛給餌するときに、オスがメスに渡す獲物の魚の向きや、各種の鳥の雛の口の中の赤い色に反応して、親が餌を与えるという本能等々、鳥独得の行動についての話に、受講者の皆さんは、興味深く聞いておられました。

この日は、天気が良かったので、室内での説明は40分ほどで切上げ、公民館前の川(石川)へ出て観察しました。
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セグロセキレイ
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イカルチドリ
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河原が広がっているポイントでは、セキレイ類、イカルチドリ、イソシギなどが見られました。この講座を受講されている方は、セグロセキレイとハクセキレイの識別等はマスターされている方が多いですが、改めて見ていただきました。

オカヨシガモ
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オオバン
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少し下流へ行くと、流れが緩やかで川幅いっぱいに水が湛えられた場所があり、多くのカモ類が見られます。オカヨシガモのオスメスの違い、オオバンが潜る様子などを観察しました。

アオジ
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ホオアカ
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土手の草むらでは、所々でアオジの鳴き声が聞かれました。ホオアカの鳴き声も1箇所で聞かれました。しかし、姿はなかなか見えず・・・ほんのチラ見程度でした(写真は事前に撮ったものです)。

イカル
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対岸の木にイカルの群れが止まりました。こちら側の河川敷にはエノキの大木があり、イカルが実を食べにくることを説明しました。

河川敷に生えているアキニレの木について説明していたら・・・
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モズのはやにえが付いていることに気が付きました。皆さん、興味深く見ておられました。

1月18日、鳴き声も含め確認できた鳥は以下の通り

オカヨシガモ、ヒドリガモ、コガモ、キンクロハジロ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、イカル、ホオアカ、アオジ

狭い範囲を、1時間15分程度見ただけですが、思ったより多くの鳥を見ることができました。


今日、1月25日「冬編」第2回目は、公民館を離れ、最初から外で観察。
春編〜秋編までは、すぐに石川へ直行でしたが、今回は、石川へ出る手前にある粟ヶ池にも寄り、そこでもじっくり観察しました。

近鉄喜志駅に集合、概略説明の後、まずは粟ヶ池に向かい出発しました。
途中、線路脇の電線に止まるモズや、田んぼのケリなどを見ました。
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粟ヶ池に到着。粟ヶ池は市民会館に隣接し、周囲には遊歩道などがあり、とても見やすいです。
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池の中のカモ類や、シギ類を観察。かなりレアな種類にも遭遇しました!

ツクシガモ
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ここでは、非常に珍しいです。カメラマンも2人ほど来ていました。

コガモ
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ヒドリガモ
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ツクシガモ以外では、コガモ、ヒドリガモ、カルガモが多く見られました。

アオアシシギ
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毎年、1羽のみ見られます。比較的珍しいです。

クサシギ
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こちらの地域では、よく見られますが、粟ヶ池では個人的には初めてです。

粟ヶ池を見た後、石川に向かいましが、途中の工場地帯にチョウゲンボウがいるのではないかと思い、注意して探すと・・・
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いました!
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1羽だけですが、じっと止まり、じっくり姿を見せてくれました!

その後、すぐに石川に出ましたが、河川敷に降りると、いきなり上空を、イワツバメの群れとハイタカが飛びました。

イワツバメ
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こちらの地域では、留鳥と化しています。

ハイタカ
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今季は、猛禽類の中ではハイタカが多く見られます・・・と言うか、他のノスリなどの猛禽類が少ないです。

その後、ようやく石川で観察。
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石川では「秋編」第2回目の終了地点付近から、上流に向かって2kmほど歩きました。

水辺では、サギ類、カモ類、セキレイ類などを観察。

キンクロハジロ
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少数の集団が、マッタリ状態でした。

オカヨシガモ
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岸辺付近で逆立ちして採餌する様子が見られました。

キセキレイ
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セグロセキレイ、ハクセキレイが多く見られる中、やっと1羽のみ見つけました。

コサギ
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最近、数が増えているように感じます。写真のコサギは、背中にレース状の飾り羽を付け、目先がほんのりピンク色に染まり、繁殖準備に入っているようです。

周辺の林、河川敷内の木に止まる小鳥類、猛禽類なども観察

イカル
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いるだろうと予想していた場所に、群れが止まっていました。

シジュウカラ
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小さな1本の木に3羽が止まり、採餌に余念がなく、間近で長時間見られました。

トビ
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終了間際に2羽が飛び、雑木に止まりました。川の中で、カラスの集団がカモの死体と思われるものを突いていたので、それを横取りしようとしていたようです。

トビを見た後、最終地点で鳥合わせ。
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今日、鳴き声も含め確認できた鳥は以下の通り

オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ツクシガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ケリ、イカルチドリ、クサシギ、イソシギ、アオアシシギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、アオジ

今回は、池と川で観察したので、出現した種類が多い上、レアな鳥も見られ、いつになく充実した観察ができました。参加者の皆さんも、喜んでおられました。

これで、今年度の公民館講座「四季を感じる近郊の自然散策」は、事故もなく、すべて無事終了しましたぴかぴか(新しい)


(参考;春編〜秋編の日記)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971286690&owner_id=25088175
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972292370&owner_id=25088175
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973444073&owner_id=25088175
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