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2021年03月04日16:44

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2月28日 「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」見る

この日は、中国の娯楽映画でも見て見ようと。
もはや中国の映画市場がアメリカに対抗する時代が来たのですが。
「ランボー」の中国版で、1000億円ぐらいの興行収入を上げた、中国最大のヒット作品という、凄い噂の映画を見ました。
荒唐無稽なアクションは、あれだけの敵を一人で殺して、殺人の訓練をされたであろう傭兵がいとも簡単にやられていくB級アクションな設定は不自然でも、アクションは素晴らしかったです。
香港映画のワイヤーアクションを使って、CGでたっぷり消したり、爆発や破片などを書き加えてました。
中国映画での愛国的な作りには、度肝を抜きますが。
アフリカで内戦が起きたら星条旗が去っていき、人民軍は洋上で待機しているのですが。軍は国際法で手が出せないそうで、わざわざ「軍から離脱した者でないと」と主人公の事を限定までしてくれます。
それよりも、アメリカの一流の映画監督が作ったアクション映画に比べると、登場人物のキャラ設定とか、それぞれのドラマとか、役者の芝居などが、テレビドラマ並みにチープなのが許せなかったです。
基本的には、主人公の行動は安易で、人質を取ってるテロリストの現場に車で突っ込んで救出したりしますが、人質の安全などは考えません。
敵も手榴弾を仕掛けている割には、近くで待ち伏せしてるし。
主人公は、頭に煉瓦などが落ちても、怪我をしません。
芝居もチープで、反政府軍に雇われた白人はステレオタイプの悪者。
あと何故か、最後の戦闘で、「アメイジンググレイス」というアメリカの黒人霊歌を歌うのですよね。
もうB級な感じが呆れて笑えるのですが。
最後なんて、海上からミサイル攻撃してますが、映画を見ながら、「人質がいるっちゅうに」と突っ込みを入れたくなります。
結局、探してた犯人は、テロリストのボスだったという、超御都合主義は、置いといても。
この犯人は銃を撃ちまくっているのだから、同じ改造した弾で打ってたら、誰を殺したかなんて覚えてないと思いますが。
最後になればなるほど、プロパガンダ色は強くなって、ひっくり返りそうになります。
中国人以外は映画の客のターゲットにしてない気がしました。
大ヒットするなら、映画も質の高い物が良いけど。
中国は、政治的な言論の自由が無い、と言われてますが。
少なくても映画に関しては、ちゃんとした人が映画を事前に批評しないと、ちゃんとした映画じゃないのばかりになるのではないかと思いましたが。
珍しい映画を見ました。
巨大なB級映画を見たい方にはお勧めだと思います。
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