2月27日　「ｱﾃﾞﾙ、ﾌﾞﾙｰは熱い色」見る

この日は、ふと最近、ｶﾝﾇ映画祭でﾊﾟﾙﾑﾄﾞｰﾙを取っているのに、まだ見てない映画があることに気付きまして。
何を見ようかと思った時に、人の評判を気にしながら観たりしますが。
ｶﾝﾇ映画祭で最高賞を取っているのに、見てなかったら、不味いかなと思いまして、ﾈｯﾄﾌﾘｯｸｽで見れたので、見ました。
当時、審査員長がｽﾃｨｰﾌﾞﾝ･ｽﾋﾟﾙﾊﾞｰｸﾞ監督で、彼がこの映画を絶賛したので、本来は監督にだけ与えられるﾄﾛﾌｨｰを、主演女優2人にも与えたという程、絶賛された映画です。
ところが内容は、全く、ｽﾋﾟﾙﾊﾞｰｸﾞの映画とは感覚とは違った芸術大作という感じでした。
難解では無いのですが、ともかくｾｯｸｽの描写が大胆です。
あとｱｯﾌﾟばかりで引き画が少ないのと、ｱﾄﾞﾘﾌﾞみたいな感じで演出が続いていくので、演技っぽくないです。
不思議とﾉｰﾒｲｸなのですが、女優さんも綺麗に映りたいという気がないのか、生な状態で出ていて、その分、芝居も含めて真に迫ってました。
高校生の女の子はﾎﾞｰｲﾌﾚﾝﾄﾞもいるのですが、いまいち好きになれず、ふと美大生の女と知合い、二人は関係を持って、一緒に住み始めるというﾚｽﾞを扱った映画なのですが。
この二人の葛藤がとてもﾘｱﾙで、人間性を炙り出してました。
あと、食べるｼｰﾝが多いのも、そのｷｬﾗｸﾀｰを現していて、主人公の汚い食べ方と、裕福な青い髪の美大生は綺麗な食べ方で、面白かったです。
娯楽映画ではありませんが。
是非、良く出来た映画を見たい人にはお勧めだと思いました。