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2020年06月26日23:13

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6月25日 「必殺 主水死す」見る

この日は、生まれて初めて、1995年に、劇場映画に正式参加した作品を久しぶりに鑑賞しました。
25年も前で、とてもとても懐かしいです。
当時は、有名な役者だらけの現場で、新人としてはワクワクしたものです。
正直、テレビ時代劇には興味がありませんし。
海外の映画祭で受賞する映画が好きなタイプとしては、
三味線の糸で人を殺したりする映画を面白いとは思いませんが。
でも見ていて、自分が出ているシーンとかは、懐かしかったです。

もう25年経つので、現場の内情を暴露しても良いと思うのですが。
初めて入ったプロの撮影現場では驚きの連続でした。
3人の仕事人仲間が敵と戦うという話なのですが。
何と、藤田まことと中条きよしと三田村邦彦のスケジュールが全く合わないのです。
なので、吹き替え吹き替えで撮ってるのですが。
役者同士が仲が悪いから、一緒に共演したなかった、とかで、そんな大人の事情がありなのかと、思いました。
というか、他のキャストもそうですが、同じシーンに出ているのに、全く別日に撮影しているのです。当時は、さすがプロの撮影隊、と思った物です。

現場でも台本が変わりまくって、6回ぐらい改訂台本が製本されてました。
もうクランクアップの3日前ぐらいに出た製本台本なんかは、現場中に読む気もおきませんでした。
あと何よりも衝撃的だったのは、監督が芝居を付けずに、カメラマンが芝居を付けていたことです。カメラマンが監督に、「カメラの前に立つな。芝居を考えているのに」と言った時はビックリしました。
この助監督デビュー作品は衝撃的でしたが。
今、考えたら、これで人生を踏み間違えましたのでしょうね。
もう人生で二度と、この映画を見ることが無いかもですが。
必殺のファンとかでも無い限りは御勧めいたしませんが。
個人的な体験としては、忘れられない映画でした。
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